2012年5月26日(土・現地時間)、ラスベガスのMGMグランドガーテン・アリーナでは、UFC146「Dos Santos vs Mir」が行われた。

全12試合中、メインカード5試合が全てヘビー級マッチという異例のメガバトル・イベントとなった今大会。そのメインでは、UFC世界ヘビー級タイトルを懸け、王者ジュニオール・ドスサントスが、3月末のドラッグテストにより出場不可能となったアリスター・オーフレイムの代役=フランク・ミアーを相手に、前日計量時の宣言通り、2R右ストレートからのパウンドで沈め、王座初防衛に成功した。

次なる挑戦者は――、前王者にして、この日のセミファイナルでアントニオ・ペイザォン・シウバから何もさせずに1R TKO勝利を挙げたケイン・ヴェラスケスが有力か。また、ヘビー級の人気者ロイ・ネルソンはデイブ・ハーマンをド迫力のオーバーフックで下し、スタイプ・ミオシッチ、ステファン・シュトルーフは、シェーン・デルロサリオ、レイバー・ジョンソンをそれぞれTKO、腕十字で破っている。

その他にも、注目ファイターがズラリ名を連ねたイベントでは、元WECライト級王者ジェイミー・ヴァーナーがエジソン・バルボーサにTKO勝ち。ブラジル最強のライトヘビー級戦士=グローバー・テイシェイラはカイル・キングスベリーから一本勝ちでUFCデビューを飾った他、ジェイソン・ミラーはCB・ダラウェーに敗戦。GSPへの王座挑戦から目下4連敗中と後がないダン・ハーディーは、ドゥウェイン・ラドウィックに再起のTKO勝ち。元WECフェザー級王者マイク・ブラウンはダニエル・ピネダの反撃を振り切る格好で判定勝利を挙げている。

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