UFC戦績10勝3敗のメルビン・ギラード。昨年10月にジョー・ローゾンに敗れていなければ、2月の日本大会は彼がチャレンジャーだった可能性が高い実力者だ

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20日(金・現地時間)にテネシー州ナッシュビルのブリジストン・アリーナで行われるUFC on FX 「Guillard vs Miller」。FOX系列FXでメインカードが中継される初めての大会のメインは、昨年、一度は王座挑戦をその手に仕掛けたライト級トップファイター同士の対戦、メルビン・ギラード×ジム・ミラーだ。

勝てばタイトルコンテンダー争いに再び加わり、負ければ中団グループに振り落される厳しい試合に挑む両者の意気込みとは。

■メルビン・ギラード
「FXショーで、この階級のもう一人のトップファイターと戦う。彼はライト級で世界のベストの一人だ。素晴らしいメインイベントになるだろう。

ジョー・ローゾンに1Rで負けた前回の試合、ミスを犯した。最初からハードに、そして勢いに乗ってジャブを打ちこんだことで、敗北を招いた。言葉で言い表せないことをやってしまったけど、まだ失敗から学ぶことができる若さは持ち合わせている。あんな間違いは、もうしないことは分かっているし、それでもまだこの階級のトップの一人だってことも分かっている。

ライト級の3番目か4番目のトップファイターであるジム・ミラーと戦う準備はできている。ただ、俺が自分の力を発揮すれば、皆、俺がタイトル挑戦するファイターに値しないとはいえなくなるだろう。無茶はしたくないけど、俺がどれだけの力があるか、皆、金曜日にFXで視ることになる。ヤング・アサシンを目にするのさ」

■ジム・ミラー
「僕はまだ28歳だけど、つねに今やるべきことはやってしまおうと思ってきた。過去8試合で、負けたのは1試合だ。ベンソン・ヘンダーソン戦は自分のミスで負けた。あの敗北を取り戻し、勝ち星をいくか重ねて挑戦権を手にしたい。

僕の方がメルビンよりも良いファイターだと言ってくれる人がいるけど、彼はスタンドでは本当に危険なファイター。一つのミスで勝負は終わってしまう。メルビンのパワーは気をつけないといけないけど、攻めの姿勢で勝つよ。

彼はゴチャゴチャとした展開が嫌いだけど、とてもスピードのあるパンチを持っていて、カウンターには気をつけないといけない。メルビンは多くの武器を持つライト級のトップファイターだけど、2012年中にタイトルに挑戦するために負けるわけにはいかない。

土曜の朝になって、メルビンは金曜日に戦っていたことを知る羽目になる。試合が始まってすぐ、僕が何をしたいかが分かった時、本当に嫌な気分になるだろう」

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