なでしこのパワーを受けてトップ獲得!『仮面ライダー』やはり強し!「フォーゼ&オーズ」製作委員会 (C) 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映

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 なでしこJAPANフィーバーが仮面ライダーを勢いづかせた!? 今週の映画興行ランキングでは、ハロー!プロジェクトの真野恵里菜が女性ライダー「仮面ライダーなでしこ」にふんすることが話題となった『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦 MEGA MAX』が初登場で首位を獲得した。全国301スクリーンで公開され、土日2日間成績は動員33万3,133人、興収3億7,842万2,200円を記録している。

 公開3週目を迎えた『映画 怪物くん』は2位にランクダウンとなったが、初日からの累計動員が120万5,286人、累計興収が16億1,367万700円と早くも動員100万人、興収15億円を突破している。そして3位には『リアル・スティール』が初登場。12月9日金曜日に初日を迎えた本作は全国513スクリーンで公開され、土日2日間で動員が17万6,254人、興収が2億2,527万9,650円を記録。初日3日間の興収は2億7,765万円を記録した。主演の天才子役ダコタ・ゴヨが来日し記者会見などのほか、テレビ、新聞、ウェブなど200以上の媒体に露出したことで本作の認知度もアップ。劇場には、アクション映画ファンや親子連れなど中高年層のほか、夕方以降の回になると、10代から20代のカップルの姿も目立つなど、幅広い観客層に訴求した模様。作品の評価も高く、これからさらなる口コミも期待できそうで、配給元では「最終的に20億を超える見込み」としている。

 4位の『映画 「けいおん!」』は2ランクダウンだが、累計動員52万3,274人、累計興収6億9,108万6,400円となった。20代、30代を中心としたファンに支持を集めている本作であるが、12月7日水曜のレディースデイには、多数の女性客が来場。これから冬休みに入る学生などを中心に、幅広い層に訴求することが予想される。また、生田斗真、中谷美紀、真木よう子、東山紀之ら豪華共演陣が話題の『源氏物語 千年の謎』は5位に初登場。全国414スクリーンで公開され、土日2日間成績は動員12万8,825人、興収1億6,376万300円となった。客層の男女比は22対78で女性が圧倒的。年齢別では20代が24.4パーセント、50代が19.3パーセント、16〜19歳および40代がそれぞれ15.1パーセント、30代が14.3パーセントとなった。鑑賞動機としては、「生田斗真が出ているから」が19.3パーセント、「『源氏物語』が好きだから」が15.1パーセント、「『源氏物語』誕生の秘密に迫る新しい『源氏物語』だから」が12.6パーセントという結果になった。

 6位の『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』、7位の『ステキな金縛り』、8位の『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』はそれぞれ3ランクずつダウン。7位の『ステキな金縛り』は公開7週目にして累計動員302万3,610人、累計興収37億3,447万5,750円と依然好調さをキープ。動員300万人、興収35億円を突破した。9位の『ハッピーフィート2 踊るペンギンレスキュー隊』は同順位をキープ。10位の『カイジ2〜人生奪回ゲーム〜』は6ランクダウンだが、累計動員が117万9,156人、累計興収が15億2,071万8,050円となり、動員100万人、興収15億円の大台をそれぞれ突破した。そして公開4週目の『アントキノイノチ』は3ランクダウンで11位と惜しくも圏外に落ちてしまった。

 今週末は、『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 新京都編 前編』『friends もののけ島のナキ』『私だけのハッピー・エンディング』『オジー降臨』『子どもたちの夏 チェルノブイリと福島』『無言歌』『風にそよぐ草』『第4の革命 - エネルギー・デモクラシー』『サラの鍵』『孤独な惑星』『王様ゲーム』『灼熱の魂』『CUT』『映画版 ふたりエッチ セカンド・キッス』と多くの作品が公開予定となっている。(ランキングなどは興行通信社調べ)(取材・文:壬生智裕)

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