インタビュー:真田広之「TVドラマに出演するなら、この作品しかないだろう」
――『LOST』という作品についてどう思われますか?
真田広之(以下、真田):まずストーリーに惹き込まれるという面白さ、映像のクオリティの高さなど、本当に映画とTVドラマの境目を取っ払ってしまった最初の作品だと思います。そこに参加できて大変嬉しかったですし、自分の出演したエピソードを最初にOAで見た時には「ああ、俺があの『LOST』の世界に参加しているんだ...」というある意味、客観的な想いに浸りました(笑)。
――出演依頼を受けた時にどう思われましたか?
真田:アメリカのTVドラマに出演というのは全く想定外でしたので、まずびっくりしたのと、作品があの『LOST』と聞いて二度びっくりしました(笑)。クオリティの高さ、脚本の面白さ、キャストの素晴らしさ、そういう意味では「もしTVドラマに出演するなら、この作品しかないだろう」という印象を持っていました。
――英語圏のドラマということで不安はありませんでしたか?
真田:不安はありました。でも、クリエイターと会って話をしたところ、こちらが色々と尋ねたことに真摯に応えてもらいました。どうして日本人を出演させるのか、どういった描かれ方なのかをクリアにきっちりと説明してくれましたね。お二人の言葉の端々にも、他の文化に対する理解、リスペクトを感じたので「この人たちとだったら組んでみたい」と思い、脚本もありませんでしたが会ったその日に(出演を)即決しました。
――役どころについてはいかがでしたか?
真田:「道厳」はテンプルマスターという役どころですが、医学博士的な一面も持っています。島を守るためにある“テンプル”のマスターですから、島を守るのが彼の使命ですね。彼がどうしてこういう職に就いたのかは追々(笑)。いきなり日本語で登場しますが、何らかの理由で島にいる“謎の男”です。
――ずばり!ファイナル・シーズンの見どころは?
真田:今まで色々な謎が生まれ、時空を超えたり、過去・現在・未来を飛び交ってきましたが、それ以外に「もうひとつの世界」が登場します。これがまず見どころだと思いますね。混乱しがちではありますが、そこを一度踏まえると今までのすべての謎が一つに折り重なって行って最後には解ける...というダイナミックなシーズンです。
どういう結末になるかは皆さんでご想像していただきながら、最後まで楽しんでいただけたらと思います。
TVドラマ界に燦然と輝き、世界的なメガヒットとなったサバイバル・サスペンス『LOST』。この『LOST ファイナル・シーズン』についてlivedoorでも見どころについて特集を組んでいる。これまでのシーズンのストーリーを約8分間でまとめたダイジェスト動画も紹介しているので、こちらでぜひその魅力について確認して欲しい。
・『LOST ファイナル・シーズン』特集 - livedoorHOMME
・『LOST ファイナル・シーズン』特集 - 才職兼美
・LOST - ウォルト ディズニー スタジオ movies.co.jp