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「シールオンライン」や「天地大乱」など多くのオンラインゲームを運営する、WeMade(旧社名YNK JAPAN)では、同社の運営するオンラインゲームポータルサイト「GAMECOM」のログイン認証サービスとして、ワンタイムパスワード制度を導入したことを発表した。
この「ワンタイムパスワード」とは、サイトにログインをする際のパスワードを事前に登録のあった携帯メールアドレスに送信することで、ログインごとのパスワード変更を実現させたもの。

そもそもオンラインゲームのハッキングでは、ハッカーは何らかの手段を用いてパスワードを入手しその情報を悪用していた。
ただし、悪用する前提条件として「パスワードの変更がそこまで高い頻度でなされていないこと」があり、例えば「小まめにパスワードが変更」されたならば、折角悪用目的でパスワードを入手したとしてもそれはまったく意味をなさなくなる。
そこで考えられたのが今回GAMECOMが導入した「ワンタイムパスワード」制度。
この新しい仕組みでは、ユーザーは事前に登録した自身の携帯アドレスにログインをするたびに、自動で発行される新しいパスワードを受け取ることになる。

この仕組みは海外では徐々に主流になりつつあり、日本でも導入を行うオンラインゲーム企業は少なくない。
ただ、逐一メールでパスワードを受け取る手間からその使用頻度は高いとは言えないのも現状。

記者も過去オンラインゲームを行う上で、アカウントの流用を行われた経験がある。
その際に思ったのは「どうしてパスワードを小まめに変えておかなかったのか」ということ。
携帯電話で毎回パスワードを受け取るのは、大変面倒なのはよくわかる。ただ自動的に毎回パスワード変更を行ってくれるこの仕組みは、逆からみれば、何もせずに自動でセキュリティレベルを上げてくれるのである意味便利といえば便利な仕組みとも言えなくもない。

ちょっとした手間で自分のゲーム内資産を守るのか、それとも面倒は面倒なまま放置していつの日か泣きを見るのか。
最終的には利用者次第となるが、他人事と思われている「アカウントハッキング」はそこまで遠い話ではない。過去アカウントハッキングの憂き目にあった人間としては、「ある日高原で素っ裸の高レベルキャラクター」を見る悲しみは二度と味わいたくはない。多少手間は感じるかもしれないが、そんな目にもあわないよう、こうした新しいセキュリティシステムは率先して利用することをお勧めする。

なお、GAMECOMではこの「ゲームコムワンタイムパスワード」認証システム導入を記念して、提供する全てのゲームでアイテムがもらえるキャンペーンを開催している。
期間は7月25日(日)までで、対象ゲームは「新生ROHAN」「シールオンライン」「STING」「天地大乱」「AILA」「81Keys」「ラストカオス」の7ゲーム。詳細はそれぞれ公式サイトを確認してほしい。

●関連URL
http://www.gamecom.jp/WebEvent/2010/08_OneTimeService/event.html

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