インテルのマッシモ・モラッティ会長は、FWズラタン・イブラヒモビッチとDFマクスウェルを求めるバルセロナの最初のオファーを断った。

そのバルセロナのオファーとは、FWサミュエル・エトーに2500万ユーロ(約34億円)を加えるというものだった。モラッティ会長はイブラヒモビッチの値段を8000万ユーロ(約110億円)に設定しているようだ。

FWズラタン・イブラヒモビッチを巡るインテルとバルセロナの交渉のファーストラウンドは、インテルが主導権を握ったまま終了した。バルセロナのジョアン・ラポルタ会長が提示した条件――FWサミュエル・エトー+2500万ユーロと、イブラヒモビッチ、マクスウェルとのトレード案――では、インテルのマッシモ・モラッティ会長は納得しなかった。しかしバルセロナは改めて交換選手と金額の提示をすることだろう。

しかしこれにより、提示する条件次第ではレアル・マドリーやチェルシーが交渉に割って入る可能性も出てきた。

ミランがMFカカを6850万ユーロ(約95億円)で売却し、その資金を元にチームを強化するやり方をインテルが知らないわけではない。インテルもイブラヒモビッチを8000万ユーロで売却してから補強を進めるのか。イブラヒモビッチの競売額は、最低でも5000万ユーロ(約68億円)から始まることだろう。