6節を終え、堂々の2位。名門ユベントスといえど、復帰してすぐにユーベがセリエAのトップランナーとなるなど誰が予想していただろう。インテル、ローマ、ミランと比べ戦力で劣る面は否めないが、終了のホイッスルまで試合を諦めないユーベ・スピリッツに指揮官ラニエリはご満悦だ。

「繰り返してきた通り、ユベントスは欧州カップ戦に参加しないことで他の有力チームと比べて(コンディション面で)アドバンテージを持っている。もし来年の春までトップ集団にくらいついていくことができたら、わらわれはさらなるエネルギーを得ることができるだろう。
 シーズンが始まる前、確かに4位以内を狙うとは言ったが、それは決して“4位”で終わるということではない」

 好発進に、ラニエリにも手応えが生まれてきた。次節はかつて自身が2つのカップを獲得したフィレンツェで行われる。思い出の地でさらなる上位固めとなるだろうか。