リーガとチャンピオンズリーグ合わせて目下5連勝中と絶好調のバルセロナだが、試合が行われる度にケガ人が発生し、そしてその故障者全員が守備的な選手という異常事態に陥っている。

 先週はDFザンブロッタ、ミリート、MFトゥーレ・ヤヤが戦列を離れ、そして火曜日のチャンピオンズリーグ、シュツットガルト戦では試合終了を待たずしてDFマルケスとプジョールがベンチに下がることになった。幸い、プジョールのケガは打撲によるもので、大したケガではないということだが、マルケスのケガは深刻だ。右足ヒラメ筋を裂傷し、最短でも1ヶ月の戦線離脱になるとのこと。

 フットボールの選手にケガはつきものであるし、バルサも毎シーズン、ケガ人に苦しんでいる。しかし、今シーズンの発生ペースは異常だといっても過言ではない。みんな筋肉系のケガで1〜2ヶ月の戦列離脱だ。おそらく過密スケジュールが影響していると考えられる。

 現在、ケガもなく元気なディフェンダーは、オレゲール、テュラム、アビダル、シウビーニョの4人、そして本職ボランチはゼロ、とバルサの台所事情は非常に苦しい。しかし、チーム一丸となって乗り切っていくしかない、シュツットガルト戦で見せたように。ライカールト監督もメンバーも、そしてファンも、これ以上ケガ人が増えないことを祈るばかりといったところだ。

(スペイン通信)