リーガ前節のヘタフェ戦で6ヶ月ぶりにスタメン、フル出場を果たしたレアル・マドリーのオランダ代表MFアリエン・ロッベン。フィジカルコンディションは万全だという彼だが、久々のフル出場に疲れたとも明かしている。

 当然のことながら、6ヶ月のブランクは大きい。彼本来の実力とは遠いものだったが、プレーすることでそれを取り戻していくとロッベン。

「僕には素晴らしいチャンスとなったよ。6ヵ月ぶりのフル出場となったわけだからね。いいスタートを切れたと思う。プレーのリズムを掴むにはもっと時間が必要だけど、日に日に良くなっていると感じているよ。今の僕にはプレーすることが必要なんだ」。

 レアル・マドリーのファンは、早くベストのロッベンを見たいはず。しかし、「分からないよ。でも、一刻も早くベストのロッベンをお見せしたいね。そのために毎日厳しいトレーニングを積んでいるし、いい感じを掴めるよ。前のように90分フルにプレーできるようにならなきゃいけないし、チームの大事な一員となりたいんだ」と意欲を見せている。

 チャンピオンズリーグ制覇が夢だというロッベン。CL第2戦、アウェイでのラツィオ戦でのスタメン出場は今のところ微妙だが、プレーする準備はできているという。「僕らは勝たなきゃいけないし、6ポイントとなれば決勝トーナメント進出に大きく前進するからね」。

 まだまだ、本来のロッベンとは言い難いが、それも試合をこなしていくことで解決するだろう。ロッベンのシーズンは少し遅れてやってきた。スタートを切ったばかりだ。今後の彼の復調に期待したい。

(スペイン通信)