リヨンが29日、未消化だった第3節でランスと対戦。勝てば今シーズン初めての首位という大事な一戦に3−0で勝利を収めた。前節までの首位ナンシーとは勝ち点19ポイント、得失点差10点で並んだが、得点数で上回ったため、単独で首位となった。ただしナンシーは第6節が未消化。

 チャンピオンズリーグ(CL)のバルセロナ戦では3−0と完敗し、「もはや昨シーズンまでの面影なし」とレキップ紙に酷評されたリヨン。4日後のリーグ第9節でも、それを引きずったかのようにリールと引き分け、チーム内にはピリピリしたムードが漂っていた。

 レキップ紙は、3点差で“完勝”したという試合結果が、リヨンに単独首位の座をもたらしただけでなく、選手に大きな自信を取り戻させる、と分析している。とくにふだんは個人技に走りやすいケイタが、チームプレーに徹したと高く評価されている。ベンゼマは後半21分からの途中出場だったが、ロスタイムに3点目のゴールをあげ9得点目。1試合1ゴールのペースを守って、得点ランキングのトップを快走中だ。

 リヨンはこの1週間、10月2日にCLのグラスゴー・レンジャーズ戦、7日に現在リーグ3位のボルドー戦と、重要な試合を相次いで迎える。