NISA「つみたて投資枠」に新たな選択肢! 「ウォルター・スコット優良成長企業ファンド」とは? 王道の「S&P500」「オルカン」と特徴を比較
NISA新銘柄「ウォルター・スコット優良成長企業ファンド」とは
運用会社である大和アセットマネジメント株式会社によると、ウォルター・スコット優良成長企業ファンドは、スコットランドを拠点とする運用会社ウォルター・スコット社の助言を活用しながら運用される銘柄と説明されています。
また、このファンドの運用方針として「日本を含む世界中の株式の中から、中長期の持続的な成長力を有すると判断した企業の株式に厳選して投資する」とされています。
つみたて投資枠の定番「S&P500」「オルカン」と比較
ウォルター・スコット優良成長企業ファンドの特徴に、決算月が毎年5月と11月に設定されている点が挙げられます。ただし、分配金は0円となることもあり、一定額の分配を保証するものではありません。
一方、S&P500やオルカンには原則として分配金がないことが一般的で、得られた利益をファンド内で自動的に再投資し、複利効果を狙う仕組みになっています。
さらに大きな違いとして、運用管理費用の高さがあります。eMAXIS Slimシリーズで運用管理費を見てみると、S&P500は年0.0814パーセント以内、オルカンでは0.05775パーセント以内となっています。
しかし、ウォルター・スコット優良成長企業ファンドは1.65パーセントと高めになっています。
投資額が10年間100万円のまま、運用管理費用の料率も変わらないと仮定します。10年間の運用管理費用はオルカンで約5775円、ウォルター・スコットで約16万5000円のコストがかかる計算になります。
これほどまでに運用管理費に差が生じる理由は、インデックスファンドとアクティブファンドの違いにあります。
インデックスファンドは、S&P500やMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスなど、特定の指数への連動を目指して運用されます。市場の平均以上のリターンは得られにくいですが、代わりに運用管理費が安く抑えられている傾向があります。
一方、アクティブファンドは、特定の指数への連動を目指すのではなく、運用会社などが企業分析を行い、指数を上回る運用効果などを目指します。市場調査や分析などの手間がかかっているため、運用管理費が高く設定されている場合が一般的です。
以上のように、それぞれのファンドに長所・短所があることから、どちらを選ぶかは個人の投資スタンスによって変わるでしょう。
国内株式重視であれば「日経225」などもチェック
ここまで全世界や米国株を対象とした銘柄について言及してきましたが、日本株のみを扱うファンドも存在します。
インデックスファンドであれば、日経平均株価に連動する「eMAXIS Slim国内株式(日経平均)」(運用管理費年0.143パーセント以内)、アクティブファンドでは、「日本好配当株投信」(運用管理費年1.21パーセント)などがあります。
これらはNISAの成長投資枠およびつみたて投資枠のいずれか、または両方に対応している商品が多くあります。ただし、実際の取扱い状況は販売会社によって異なるため、購入前に各証券会社の商品ページで確認することをおすすめします。
まとめ
ウォルター・スコット優良成長企業ファンドは、運用会社の助言を活用し中長期の成長力を持つ銘柄を厳選したアクティブファンドです。高めの運用管理費がかかる一方、決算月が年2回設定されており、市場平均を上回る運用成果を目指せる点が特徴です。
新たな銘柄に投資する際は、求めるリターンに対してどの程度コストやリスクを許容できるかがポイントになります。ご自身の投資スタンスと合致するかどうかを見極め、選択肢のひとつとして検討してみるとよいでしょう。
出典
大和アセットマネジメント株式会社 ウォルター・スコット優良成長企業ファンド(資産成長型)「NISAつみたて投資枠」適用のお知らせ
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

