約600億円超の大型補強敢行も…トッテナム、開幕5戦未勝利でプレミア最下位に沈む
プレミアリーグで“ビッグ6”の一角に数えられているトッテナム・ホットスパーだが、近年は不安定な戦いが続いている。2024-25シーズンはヨーロッパリーグ(EL)を制覇したものの、リーグ戦で降格圏一歩手前の17位に低迷。昨シーズンも2度の指揮官交代に踏み切るなど混乱が続き、残留争いに巻き込まれることに。3月に就任したロベルト・デ・ゼルビ監督のもとで残留を果たしたが、2年連続17位という屈辱を味わった。
ところが、肝心の結果が付いてこない。開幕からブレントフォードに0-3、ニューカッスルに0-2で敗れると、続けてノッティンガム・フォレスト、エヴァートンとはスコアレスドロー。現地時間19日に行われた第5節アストン・ヴィラ戦では、日本代表GK鈴木彩艶から待望のリーグ戦初ゴールをもぎ取ったが、2-3で競り負けた。
コヴェントリーとフルアムも勝ち点を積み上げたことにより、トッテナム・ホットスパーは第5節終了時点で最下位に転落。データサイト『Opta』によると、これは2008-09シーズン以来の屈辱だという。
こうした現状について、かつてリヴァプールで活躍した元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー氏はイギリスメディア『スカイスポーツ』を通じて次のように警鐘を鳴らしている。
「選手の能力だけでなく、メンタリティに疑問を感じざるを得ない。2年連続で17位に終わり、30試合でわずか5勝しか挙げていない。ビッグクラブが持つ経済的な優位性を考えれば、現代においてこのような状況はあってはならない。しかし、デ・ゼルビ監督とトッテナムにとっての懸念点は、彼が公の場で不満をぶちまけるのをためらわないことだ。すでにピッチ上でも、数人の選手を名指しで批判している」
「選手はこうした批判に敏感になりがちだし、サポーターも過剰反応するが、このままの成績が続けば、その傾向はさらに強まるだろう。そして、いずれ彼は爆発するかもしれない。これほどの規模のクラブを立て直すには、選手を獲得するだけでは不十分だ。ただ辛抱強く待つしかないだろう」
欧州各国のリーグ戦はインターナショナルマッチウィークにより中断し、約3週間後に再開。トッテナム・ホットスパーは敵地『オールド・トラッフォード』に乗り込み、こちらも今ひとつ調子が上がらないマンチェスター・ユナイテッドと対戦する。

