イランによるAmazonのデータセンターへの攻撃により顧客データが永久に失われる

Amazon Web Services(AWS)がホストする中東地域のデータセンターがイランによる攻撃を受けた件で、AWSが一部のデータを復旧できなかったことを認めました。攻撃から半年が経過する中、依然として復旧作業が続いています。
サービスの状態 - 9月 17, 2026 | AWS Health Dashboard | Global
https://health.aws.amazon.com/health/status

Iran strikes on Amazon data centers caused permanent loss of customer data - Ars Technica
https://arstechnica.com/gadgets/2026/09/iran-strikes-on-amazon-data-centers-caused-permanent-loss-of-customer-data/
2026年3月、アラブ首長国連邦(UAE)とバーレーンにある3箇所の施設がドローンによる攻撃を受けて損壊し、一部のサービスが停止する事件が発生しました。
Amazonが「中東のAWSデータセンターがドローン攻撃を受けた」と認める、中東リージョンの運用は「予測不可能」な状況が続く - GIGAZINE

懸命な復旧作業が続けられていましたが、2026年9月、AWSは一部のデータが恒久的に失われてしまったことを報告しました。
AWSによると、「mec1-az2」というアベイラビリティーゾーンのみでホストしていたリソースとデータの復旧が不可能だとのこと。他のアベイラビリティーゾーンに分散していた場合は被害を免れましたが、単体で使っていた場合はデータに二度とアクセスできないことを意味します。
なお、同じく被害を受けた「mec1-az1」および「mec1-az3」については「復旧に取り組んでいる」とのことで、発表時点では再開のめどは立っていません。
AWSはすでに中東地域のリージョンについて顧客への課金を停止しており、顧客に対して他のリージョンへデータを移行するよう強く促しています。
AWSが攻撃を受けた理由は、Amazonがイランに敵対するアメリカに拠点を置く企業であり、当該データセンターが軍事・諜報活動を支援する役割を果たしているとイランの革命防衛隊に判断されたからだと伝えられています。
バーレーンのAmazonデータセンターがドローン攻撃の標的になったのは「敵の軍事・諜報活動を支援している」とイランの革命防衛隊が判断したから - GIGAZINE
