「おい、こいつは何をやってんだ?」角田裕毅がカリスマの“妨害”に激昂 予期せぬアタック中止を招いたハミルトンも思わず謝罪「すまない」

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果敢な仕掛けで上位進出を狙っていた角田(C)Getty Images

 予期せぬ“妨害”に苛立ちは隠せなかった。

 現地時間9月11日、F1第14戦のスペインGPのフリー走行が行われ、レーシングブルズから3戦連続で緊急出場となった角田裕毅が、フリー走行2回目(FP2)で8番手と快走した。

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 前回のイタリアGPで15番手からの怒涛の追い上げで10位入賞を果たしていた角田。さらなる躍進が期待される中で迎えた今GPも滑り出しは上々だ。市街地とサーキットのハイブリットからなる新コース「マドリンク」でのFP1では、マシントラブルによって18番手と出遅れたが、続くFP2で驚異のパフォーマンスを披露。レッドブルのリアム・ローソン(10番手)を上回り、8番手に食い込んで見せた。

 しかし、さらなる上位進出を狙った矢先に角田は思わぬアクシデントに見舞われた。

 第12コーナーにある難所“モニュメンタル”を前に、ソフトタイヤでのアタックを開始した刹那、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)がコース中央で低速走行。これを交わすしかなかった角田は、アタックを中断。チーム無線を通じて「おいおい、こいつは一体何やってんだ?」と怒り心頭。一方で自らの走行による非を認めたハミルトンは、片手をあげながら「すまない」と謝意を示した。

 マシントラブルに続き、ライバルの妨害にも遭い、散々な一日だった。それでも4番手に食い込んだ同僚アービッド・リンドブラッドに0.868秒差の8番手と十分なアピールはできた。ゆえに角田も自信は揺らいでいない。レース後にF1公式のフラッシュインタビューに応じた26歳は、「最高の日ではなかったけれど、新しいコースをドライブするのは本当に楽しかったし、凄く楽しめた」と語った。

「FP1で走行時間をちょっと失ったのは理想的ではなかったし、FP2では、あのトラフィックに阻まれてさらに難しくなった。ただ、全体的にはマシンの感触は良いよ。セッションごとにペースを上げていきながら、明日の予選に向けて全てをまとめることに集中したい」

 左手首を負傷したアイザック・ハジャー(レッドブル)の回復具合から、今GPが代役として最後の走行になるとも言われている。来季のF1シート獲得を目指す意味でも、角田にとって残り2日間でのパフォーマンスは、文字通りキャリアを占うものとなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]