大谷翔平 復帰戦で「体をかばうような動き」ベイツコーチが本紙に証言 ケージでは「全て問題なかった」
ドジャース・大谷翔平投手(32)が復帰戦で見せていた異変を、アーロン・ベイツ打撃コーチ(42)が明かした。11日(日本時間12日)にローンデポ・パークで行われるマーリンズ戦前に本紙取材に応じ、7日の復帰戦について「試合では少し体をかばうような動きが出ていたと思う」と証言した。
大谷は右上腕二頭筋などの不調で4試合を欠場し、7日に「1番・DH」で復帰。3打数無安打、1四球に終わった。試合後に「(気になるのは)主には(左)膝と(右)腕だけど、プレーできる範囲内」と自身の状態について語っていた。
日々、大谷の打撃を間近でチェックするベイツ打撃コーチは「まだ少し気になっていたんだと思う。試合でスイングすると、腕がまだ気になっていた」と振り返った。
興味深いのは、試合前の段階では異変が表面化していなかったことだ。「ケージではスイングスピードも良かったし、全て問題なかった」。ところが実戦に入ると状況が変わった。「試合で強度が上がった時に感じるんだと思う」と分析した。
ベイツ打撃コーチによれば、1打席目、2打席目など特定の打席やスイングが引き金になったわけでもないという。「私が知る限り、特定の一つのスイングというわけではなく、ずっと多少はあったんだと思う」。ケージでは問題なく振れても、実戦の強度では右腕をかばう。復帰戦は、そんな微妙な状態でのプレーだった。
その後、大谷は再び欠場し、11日に15日間の負傷者リスト(IL)入りが球団から正式に発表された。ベイツ打撃コーチは「今は無理して続けて悪い癖をつけてしまうより、休ませてしっかり治し、ポストシーズンに向けて状態を整えるのに良いタイミングだと判断したんだと思う」と話した。
具体的なリハビリについては「それはトレーナーに聞いてもらわないと。まだ分からない」とした。まずは実戦で無意識に出ていた“かばう動き”をなくすため、右腕を休ませる時間に入る。(マイアミ・柳原 直之)

