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ネパール・中国の国境付近で発生し、多数の死者、行方不明者を出している土石流。自身が生まれ育った街が大きな被害にあったという男性が岡山にいます。悲痛な思いを抱えながらも故郷の支援へ動き始めています。

【写真を見る】ネパール・中国国境付近で発生した土石流 生まれ育った街が大きな被害にあった男性が思い語る 街頭で募金活動も【岡山】

ふるさとが土石流に飲み込まれ

(岡山ネパール人協会 バスネット ナバラジ会長)
「本当に大変なことが起きたなと。これは夢じゃないのかと思いました」

飲食店などを営み、岡山ネパール人協会の会長も務めるバスネット ナバラジさんです。

先月(8月)ネパールと中国の国境付近で発生した大規模な土石流。甚大な被害をもたらしました。ネパールだけで1,000人以上が死亡し、日本人5人を含む5,000人以上が行方不明となっています。

親友と連絡がつかない 本当に苦しい

土砂に飲み込まれた街の一つにバスネットさんが生まれ育ったふるさとがあります。

(岡山ネパール人協会 バスネット ナバラジ会長)
「家までは川が届いていたんですけど、幸いちょっと展望台のようにところになっていて

流されることはなかったですが、近所はぜんぶ流されたような状態ですね」

家屋や店舗とともにバスネットさんが中学・高校生にあたる時期に通った母校も流されました。

2015年のネパール地震で被害を受け、建て直した新しい校舎だったといいます。

(岡山ネパール人協会 バスネット ナバラジ会長)
「川が上の方から流れてきて、裏の方からきて跡形もなくなってしまって」

地元にいたバスネットさんの家族は無事でしたが、連絡がつかない友人がいるといいます。

(岡山ネパール人協会 バスネット ナバラジ会長)
「私の親友で、あれこれ言っても39年か40年くらいの付き合い、川沿いというか流された街の近くで店をやっていたので、

これはひょっとしたら連絡がとれないということは、逃げ遅れかなと思いました。本当にちょっと言葉が出ないくらい苦しい、

本当に苦しいですね」

仲間と街頭募金活動 現地に行きたいが 今できることを

友人の安否がわからない中でも、故郷の助けになろうと支援活動を始めました。

(岡山ネパール人協会 バスネット ナバラジ会長)
「本当なら現地に行きたいという気持ちがあります。でもそれがすぐにはうまいこといかないかなと考えています。

それだったら今後残されている人たちのために何か考えるしかないかなと」

昨夜(2日)、JR岡山駅の西口では、岡山に住むネパール出身者と日本人合わせて約20人が参加し、募金活動を行いました。

(岡山ネパール人協会 バスネット ナバラジ会長)
「家がないそれで、家族と離れ離れになっている人たちもたくさんいらっしゃいます。

その人たちを私たちが支えていかないといけない。困ったときにはだれかが隣にいてだれか支えてくれたら、より生きる先が見えるんじゃないかなと」

募金活動は、来週水曜日(9日)も岡山駅西口付近で行われるということです。