最低賃金、56円引き上げ1177円に…最高は東京1280円・最低は宮崎県1085円
47都道府県の今年度の最低賃金(時給)の改定額が3日、出そろった。
厚生労働省によると、全国加重平均は現在の1121円から56円(5・0%)引き上げられ、1177円となった。平均引き上げ額は昨年度まで5年連続で過去最高を更新していたが、今年度は物価上昇率の落ち着きなどから昨年度の66円(6・3%)を下回った。
最低賃金は都道府県ごとに決められている時給の下限額。国の中央最低賃金審議会が7月28日、地域の経済実態に応じ、都道府県をA(東京など6都府県)、B(京都など28道府県)、C(秋田など13県)の3グループに分け、引き上げ額の目安をAで54円、BとCで56円と提示していた。
都道府県の審議会はこの目安を参考にそれぞれの引き上げ額について議論。3日に沖縄県で答申が出たことで、全都道府県の改定額が出そろった。
33府県が、中央審議会が示した目安から1~9円上乗せし、最も引き上げ額が高かったのは目安を9円上回った佐賀県の65円だった。昨年度は11県が目安より10円以上の上積みを決めたが、今年度10円以上の上乗せはなかった。東京や大阪、神奈川など都市部を中心とした14都道府県は目安と同額の引き上げとなった。
改定後の最低賃金が最も高いのは東京の1280円で、最も低いのは宮崎県の1085円。最高と最低の差額は195円で、昨年度と比べて8円縮まった。
昨年度は改定された最低賃金の適用時期が6県で越年したが、今年度は44都道府県で10~11月に適用が始まる。熊本県と岩手県が12月1日から、最も遅い沖縄県が同2日の適用となる。
