【高円寺阿波おどり】SNS拡散問題を女性踊り手に直撃「群舞を純粋に楽しんでほしい」明かした本音と連の魅力とは
「ヤットサー!」
「ア、ヤットヤット!」
8月30日、東京の夏を締めくくる「第67回東京高円寺阿波おどり」が、熱狂のうちに幕を閉じた。2日間にわたって158連が高円寺の街を踊り歩き、お囃子の「ぞめき」や威勢のよいかけ声、踊り子の熱気あふれる演舞に100万以上の観客が酔いしれた。
近年の阿波おどりにおいては、女性の踊り手の体の一部を性的な意図で無断撮影し、SNSに投稿・拡散する行為が炎上し、深刻な問題となっている。
「実際、SNSで『阿波おどり』と検索すると、練習中や本番時の踊り手たちのお尻付近、体の一部をローアングルやズームで強調した動画が、多数ヒットします。
これら性的な意図で踊り手を撮影した悪質動画は再生回数を稼ぐ目的で無断投稿されており、規制や抑止には至っていません。
ボディーラインを隠し、透けない生地の練習着を工夫したり、衣装がはだけないよう安全ピンで固定するなど、各団体が防衛策を講じるしかないのが現状です」(運営関係者)
そんな悪質撮影に対し、女性踊り手たちはどう考えているのか。迫力のパフォーマンスを終えたばかりで、興奮冷めやらぬ彼女たちに本音を聞いた。
「(悪質撮影は)イヤですよ! 見つけたら通報したいぐらい。そういうのを気にせず、気持ちよく踊りたいですよね」(20代女性)
「日本の伝統芸能としてやっているので、変な目で見ないでほしいです。観客のみなさんに楽しんでもらうための踊りなので、いやらしい見方でフォーカスするより群舞を純粋に楽しんでほしい」(30代女性)
「私たち踊り手は一般人なので、芸能人のように写されて拡散されると動揺してしまいます。実際に性的な目で見られていることに、傷ついている子もいます。投稿された踊り動画にいいコメントもあるし、心ない声は一部だとわかっているけど……。どうか応援してください」(20代女性)
このように至極当然の怒りの声が噴出する一方で、意外とクールに受け止めている女性陣も。
「踊っているときは撮られてても気づかないので、特に気にしていません(笑)」(30代女性)
「怒りとかよりも……キレイに撮って? もちろん、変なふうにその写真が使われるのはイヤですけど」(10代女性)
「自分の『連』を広めたいから、撮ってもらえるのはありがたい。撮影は個人の趣味なので、撮るなとも言えませんしね。ただ、拡散するのはほどほどにして!」(20代女性)
踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損。祭りの熱気を鮮やかに切り取る “撮る阿呆” は歓迎だが、撮影マナーの遵守と節度ある発信は守りたい。

