「万能型ストライカーを探していた」リール会長が語る上田綺世獲得の決断と期待 ジル-とは“競争”か“共存”か

新天地を求めた上田。まずは出場機会を確保したい(C)Getty Images
フランス1部のリールは現地時間8月31日、フェイエノールトから上田綺世を獲得したと発表した。契約期間は2030年6月までの4年間。上田は新シーズンにおけるチームの得点源として、大きな期待が寄せられている。
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フランスのリール専門メディア『Le Petit Lillois』は9月1日、クラブのオリビエ・レタン会長が語った上田獲得の理由などのコメントを紹介。上田がクラブ史上初めて所属する日本人選手であることから、レタン氏は、「不可能を可能にすることは、我々のDNAであり、クラブの文化の一部でもある」などと述べている。
さらに、今回の獲得の狙いについては、「何よりも我々が探していたのは、万能型のストライカーで、相手ペナルティエリア内で存在感を発揮できる選手だった。さらに、経験があり、現在のチームにいる選手たちとは異なる特長をもたらしてくれることも求めていた」と説明。
昨季、上田がフェイエノールトで25得点を記録しオランダリーグ得点王に輝いた実績とともに、前線でさまざまな役割をこなすスキルも高く評価するレタン氏。その他にも、「ゴールを奪える選手であり、欧州や国際舞台でもフィニッシャーとしての実力を認められている。アヤセの特長はチームにとって重要な武器になるだろう」とパフォーマンスを称える言葉を並べた。
新戦力となる日本人アタッカーへの賛辞はさらに続き、獲得の正式決定を受け、レタン氏は以下のような胸の内を明かしている。
「才能あるセンターフォワードで、すでに欧州で十分な経験を積んでいる。今日、彼をチームに迎えることができて非常に満足している。我々は彼ができる限りスムーズに溶け込めるよう、あらゆる手を尽くしていく」
これらのコメントを紹介する『Le Petit Lillois』も、上田の今後について、「シーズン最初の6か月間、ウエダはオリビエ・ジルーとポジションを争うことになる」などと指摘。実績、経験ともに豊富なベテランFWとの定位置争いが行われると予想している。
上田にとって28歳で挑む新たな環境での戦いが、いよいよ幕を開ける。念願の5大リーグへのステップアップは、これまでを上回るレベルのサッカーと向き合うことも間違いないだろう。周囲からの期待を背負いながら、日々の成長と結果が求められる過酷な舞台で、どれだけ貪欲にゴールを目指す姿を見せられるか。新天地での一挙手一投足に、大きな注目が集まる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
