トヨタ「コンパクトSUV」が“めちゃ売れてる”!

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トヨタ「コンパクトSUV」が“めちゃ売れてる”!

 トヨタ「ライズ」は、2019年11月に登場したコンパクトSUVです。発売から約7年が経過しましたが、現在も好調な販売を続けています。

 自販連(日本自動車販売協会連合会)によると、ライズの2026年7月の国内登録台数は1万3068台を記録したといいます。

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 1万3000台を超えたのは、ライズがデビューした翌年の2020年以来となります。

 なかでも支持を集めているのがハイブリッドモデルです。トヨタによると、2025年8月から2026年7月までに販売した12万500台のうち、全体の約57%を占める6万8240台がハイブリッド車だといいます。

 ライズの魅力は、なんといってもその手ごろな価格です。ガソリン車は180万700円から、ハイブリッド車は226万3800円から設定されています(価格はすべて消費税込)。

 新車価格の高騰が続くなか、比較的購入しやすい価格帯でSUVらしいスタイルを選べることは、デビュー当初から変わらない強みといえます。

 そして、もうひとつ大きなポイントがボディサイズです。

 ライズのボディサイズは全長3995mm×全幅1695mm。近年のSUVは、安全基準への対応や室内空間の拡大、先進装備の充実などを背景に大型化が進んでいますが、大柄なボディは居住性や積載性で有利になる一方、日本の狭い道路や駐車場では取り回しに気を使う場面もあります。

 その点ライズは全長4m未満という取り回しのしやすいサイズに抑えながら、SUVらしい力強いフォルムと5人乗車の実用性を両立しています。

SUVに乗りたいが、大きなクルマは運転しづらい」というユーザーにとって、この扱いやすいサイズ感は大きな魅力です。

 こうした扱いやすさは、セカンドカーとして使う場合にもメリットがあります。

 筆者(吉川賢一)も、大型ミニバンとは別にセカンドカーとしてコンパクトSUVを所有していますが、近所に買い物や所用でちょっと出かける場合は、扱いやすく気軽に乗れるコンパクトカーが非常に便利です。

 軽自動車よりも走りや剛性にゆとりがあり、手ごろな価格のライズは選択肢のひとつになります。

 昨今の新型車は、先進運転支援技術(ADAS)や大型ディスプレイ、コネクテッド機能を積極的に採用していますが、ちょっとそこまでの買い物や送迎などに使うのであれば、そうした最新装備をそこまで必要としないケースもあります。

 ファーストカーとして所有する場合でも、遠出をあまりしないのであれば、「複雑な機能は不要」「扱いやすく普通に走れて、荷物が積めれば十分」と考えるユーザーは少なくないはずで、ライズはそうしたニーズに合致するコンパクトSUVといえます。

 デビューから約7年が経過しているため、後発のSUVと比較すると、内装の質感やディスプレイの大きさ、先進装備などに世代の違いを感じる部分もありますが、取り回しのしやすいボディサイズや5人乗車の実用性、日常使いに困らない荷室など、普段使いのクルマとして求められる要素はしっかり備えています。

 SUVの大型化、高機能化、高価格化が進むなか、すべてを求めるのではなく、日常で必要な性能や実用性を手ごろな価格で得られること。こうした「ちょうどよさ」が、ライズが現在も選ばれている理由のひとつなのでしょう。

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 周囲のクルマが進化していくなかでも、登場時から変わらない魅力を持ち続けているライズ。

 新しさや多機能さを競うのではなく、日々の生活で使いやすいクルマであり続けてきたことを考えると、発売から約7年を経てなお月間1万台を超える販売を記録していることにも納得できます。

 ライズは、クルマに求められる価値が「新しさ」だけではないことを、現在の販売実績で示している一台といえそうです。