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ネパール中国の国境地帯を襲った大規模な土石流。生存率が著しく下がるとされる72時間が経過しました。

国境からおよそ50キロの地点にあるヌワコット郡。こちらのネパール人女性は、長男が行方不明となっています。

ネパール人の母親
「長男が現在、音信不通です。見つかるかどうか。帰ってきてくれるのを願っているが、まだ何も見つかっていません」

こちらの女性は…。

「(この人の)夫はいなくなって2日経ちました」

これまでに確認された土石流による死者数はネパール側で626人、中国側で7人にのぼりました。

被災した水力発電所のトンネルなどに閉じ込められた作業員ら900人あまりの安否が分からなくなっていることも判明するなど、外国人観光客らを含めた行方不明者は2980人となっています。

ヌワコット郡では救出された人のリストを確認しようと、雨の中、多くの人が集まっていました。

記者
「リストのなかにはチャイナやコリアはあるが、ジャパンという表記はないですね。日本人救出の報告はまだないのかもしれません」

日本人5人についても、依然として連絡が取れていません。

また、IFRC=国際赤十字・赤新月社連盟は、少なくとも9万3000人が被災し、支援を必要としているとの推計を明らかにしています。

一方、こちらは土石流発生前のネパール・ラスワ郡の衛星写真。山間部の川沿いに多くの民家などが建っていますが…。

こちらは土石流の発生後に撮影された写真。建物は流され、村は土砂に埋まり、以前の姿はありません。

同じ郡の別の場所でも建物が完全に土石流にのみ込まれていて、その凄まじさがうかがえます。

各地ではきょうも救助活動が続けられていますが、こんな懸念も…。

土石流の影響により、川の上流部で土砂などにせきとめられて出来た「自然のダム」です。

ロイター通信によると、ネパール側では2つのダムが確認されていて、水があふれ出た可能性があるということです。

これにより、決壊などによる2次災害が起きるおそれもあり、今後、救助活動がさらに困難になる可能性も指摘されています。