治安戦略アナリストの小比類巻文隆氏が、「こめお、冷やしカニラーメン🦀食中毒疑惑。前日の残りを使い回しか【元警視庁刑事が解説】」と題した動画を公開した。動画では、麻布十番納涼まつりで発生した食中毒疑惑について、元警視庁刑事の専門的な視点から保健所の調査手法や今後の法的責任について解説している。

8月22日と23日に開催された麻布十番納涼まつりにて、料理人のこめお氏が提供した「冷やしカニラーメン」を食べた客から、下痢や嘔吐などの体調不良の報告が相次いだ。28日時点で港保健所に連絡をした人は76人に達しており、すでに立ち入り調査が進められている。

動画内で小比類巻氏は、SNS上で広がる「22日に雨で余った700食が翌日に使い回されたのではないか」という疑惑に言及。これに対し、こめお氏側は声明を発表し、商品の使い回しや無許可出店の事実を明確に否定した。小比類巻氏は、使い回しが事実でなかったとしても、23日に提供された約500食が「いつ調理され、どのような温度で保管され、どの工程を経て客に提供されたのか」が重要な調査の焦点になると指摘している。

さらに、食中毒と認定された場合のペナルティについて詳しく解説。食品衛生法に基づく営業許可の取り消しや停止といった行政上の措置に加え、過失と健康被害の因果関係が立証されれば、最長5年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される「業務上過失致傷罪」に問われる可能性があると述べた。また、治療費や慰謝料などの民事上の損害賠償責任が生じるリスクにも触れている。

最後に小比類巻氏は、SNSでの憶測に基づく批判を戒め、原因を「科学的に突き止めること」の重要性を強調。体調不良を感じている人に対し、速やかに医療機関を受診し、保健所へ連絡するよう呼びかけた。原因究明に向けた今後の保健所の動向に注目が集まる。

チャンネル情報

元警視庁刑事・国際捜査官。1993~2023年警視庁。爆弾処理班配属後、警視庁中国語通訳を経て国際捜査官に。以降、国内外の銃器・薬物犯罪の情報収集、秘匿捜査に従事する。ほか殺人、強盗、誘拐事件などあらゆる捜査に参加。退官後、30年に及ぶ警察人生の知見を世の中へ貢献すべく治安戦略アナリストとして活動中。