金融教育家の塚本俊太郎氏が、YouTubeチャンネル「塚本俊太郎の金融リテラシーチャンネル」で「【個人向け国債】金利は今後どうなる?来月の募集金利は自分で計算できます|変動10年×0.66・固定5年-0.05%」と題した動画を公開した。動画では、個人向け国債の金利の決まり方と調べ方を紐解き、金利は恣意的に決められるものではなく、明確な計算式が存在するという事実を解説している。

日銀の政策金利引き上げなどに伴い、個人向け国債の金利が今後どうなるのか関心が集まっている。塚本氏は冒頭で、「この動画では金利の予想はしません」と明言。その代わり、金利がどのように決まるのか、その仕組みを理解することが重要だと語る。

塚本氏によれば、個人向け国債の金利は「3つの式で決まっています」という。具体的には、市場の基準金利をもとに、「変動10年」は基準金利に0.66を掛けたもの、「固定5年」は基準金利から0.05%を引いたもの、「固定3年」は0.03%を引いたものとなる。この基準金利とは、機関投資家が市場で売買する国債の利回りのことであり、財務省のウェブサイトで毎営業日公表されている。つまり、このサイトの数値と計算式を使えば、誰でも次回の募集金利を算出できるのである。

さらに動画では、商品の選び方についても言及している。「変動10年と固定5年を並べて、金利が高いほうを選ぶ」というよくある比較に対し、塚本氏は「変動10年は『固定10年』ではありません」と指摘。満期も金利タイプも異なる商品を単純比較するのではなく、「使う時期が決まっているか」や「変動金利にするか、固定金利にするか」を軸に選ぶべきだと説く。

個人向け国債の金利は、予測のつかないブラックボックスではなく、市場の動きと連動した明確なルールに基づいている。金利の上下に一喜一憂して買い時を探るよりも、自身の投資期間や目的に合わせた商品選びを行うことが、資産形成において重要だといえるだろう。

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元金融庁金融教育担当で、現在は金融教育家の塚本俊太郎です。 このチャンネルでは、普通のひとが学ぶべきお金の知識・判断力(金融リテラシー)について発信しています。金融リテラシーの柱は、家計管理、ライフプランニング、資産形成の3つ。金融リテラシーを身につけて、お金を賢く活用しましょう。 毎週水曜18時に動画アップ予定です!