「すべてを証明した」オランダGP急遽出走、角田裕毅への賛辞止まず レギュラーシート返り咲きへのアピール成功と英メディア見解「説得力のあるパフォーマンスを見せた」

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角田の評価は高まっているが…(C)Getty Images

 F1レッドブルのアイザック・ハジャーが手首を負傷したことにより、第12戦オランダGPではリアム・ローソンが代役を務め、レーシングブルズのシートには角田裕毅が座った。今季、リザーブの役割を担っていた角田にとって、レッドブルでシーズンを終えた昨季最終戦以来となる久々の実戦レース。ポイントにはわずかに届かなかったものの、まさにレーシングドライバーとしてのポテンシャルの高さを見せつけるレスとなった。

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 12番グリッドからスタートし終始、中段に位置しライバルとのポジション争いも堂々と演じ続け11位でフィニッシュした角田。ポイント獲得も見えていたパフォーマンスとともに、わずか数日前に緊急出場が決定したとは思えないほど、他のドライバーと遜色なくコース上で渡り合っていた姿も各国メディアや関係者から大きな注目を集めた。

 英モータースポーツメディア『DIVEBOMB』でも、ザントフォールトサーキットでの日本人ドライバーの走りを改めて振り返り、賛辞を送っている。

 昨季までとは車体や空力、パワーユニットの特性などが大きく異なる2026年マシンを急遽ドライブすることとなった角田が、8か月ぶりの実戦で無難に乗りこなしていた点を同メディアは高く評価。「ツノダ自身、2026年型マシンはこれまで自身がドライブしてきたF1マシンとは大きく異なり、特にザントフォールトの高速セクションでは違いが顕著だったと認めている」と説きながら、「それでも週末を通して着実に改善を続けた」と強調する。

 さらに同メディアは、このレースで角田が自身のパフォーマンスで多くのスキルを“証明”してみせたと指摘する。「今でもF1マシンに突然乗り込み、パフォーマンスを発揮できること。8か月間レースから離れていても、ホイール・トゥ・ホイールの争いを繰り広げる能力が健在であること。そしておそらく最も重要なのは、まったく異なる世代のマシンにも素早く適応できること。ツノダは今回、そのすべてを『証明』してみせた」と論じている。

 また、今回の結果が今後のF1レギュラーシート獲得に直接つながらないと見込みながらも、同メディアは、「スポット参戦で説得力のあるパフォーマンスを見せたことで、ツノダはザントフォールト以前にはなかったものを手にした」と見込んでおり、その他にも、「レッドブルでのキャリアが終わったように見えたからといって、自身のF1キャリアそのものまで終わったと考えるべきではないことを、パドックに改めて印象づけた」などと綴っている。

 突如訪れたチャンスで角田は可能な限り自身の実力を示し、その走りは観るものの記憶にも深く刻まれた。今回の結果がどれだけ26歳の未来に影響を与えるのか。シーズン後半戦、ドライバー市場をめぐる動きも、引き続き大きな関心事となっていく。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]