伝統工芸品「姫路仏壇」(提供:株式会社せんばはまや)

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 仏壇といえば「大きく豪華なもの」を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、近年では住まいやライフスタイルの変化に合わせ、コンパクトで洋風のインテリアになじむものが増えているそうです。株式会社せんばはまや(兵庫県姫路市)の代表取締役・濱田真輔さんに話を聞きました。

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 濱田さんによると、近年はマンションなど限られた住空間で暮らす人が増えたことから、小型でシンプルな仏壇を求める声が多くなっているそうです。「そもそも仏壇を置く場所がない」という場合にはA4サイズほどのコンパクトな供養台や、扉や屋根のないタイプも。また、「代々受け継がれている大きな仏壇を小さくリメイク出来ないか?」といったような相談も寄せられているとか。

コンパクトサイズの仏壇(提供:株式会社せんばはまや)

「かつては漆や金箔を施した豪華な仏壇が主流でしたが、最近は木目を生かしたデザインが人気。ウォールナットやオークなど、家具にも使われる木材を使ったものも増えている」と濱田さん。また、仏具にも変化が。例えば読経の際に“チーン”と鳴らす椀の形をした梵音具(ぼんおんぐ)「おりん」ですが、風鈴の形にデザインされたものやソフトなカラーリングが施されたものなど、空間調和を目指す意識が見られるとか。

 一方で、変わらずに存在するのは「職人の技術」だといいます。姫路仏壇は兵庫県の伝統的工芸品に指定されており、木地や彫刻・漆塗り・金箔など、長きに渡り受け継がれてきた緻密な技が息づいているといいます。

伝統工芸品「姫路仏壇」(提供:株式会社せんばはまや)

「供養に対する人々の思い」もまた、変わらぬものであると濱田さんは感じているそう。コロナ禍を経て葬儀や供養の形は簡略化された部分があるものの、その上で「昔のように肩肘を張る必要はありません。日々の暮らしの中で、少しでも手を合わせる時間を持っていただけたら」と話しました。

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 伝統を守りながら、暮らしに合わせて少しずつ姿を変える仏壇や仏具。供養の形もまた、時代とともに変化しながら受け継がれています。

(取材・文=洲崎春花)

(左から)パーソナリティーの谷五郎、株式会社せんばはまや代表取締役・濱田真輔さん、アシスタントの洲崎春花

※ラジオ関西「谷五郎の笑って暮らそう」2026年7月26日放送分より