優勝旗を先頭に場内を回る智弁和歌山ナイン(撮影・立川洋一郎)

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 「全国高校野球選手権・決勝、智弁和歌山4−3健大高崎」(22日、甲子園球場

 智弁和歌山が2021年以来5年ぶり4度目の優勝を果たした。

 逆転勝利を演出したのが楠本龍生内野手(3年)だった。逆転を許した直後の八回無死一塁。楠本は送りバントを失敗し、ヒッティングに切り替えた。

 カウント1ボール2ストライクからの5球目だった。楠本はワンバウンドしそうな低めのカーブに対して体を開かず、芸術的なバットコントロールで中前へ落とした。

 写真を見ると、バットが通った後に砂煙が上がっており、バットの先が地面スレスレを通ったことが分かるほどの“曲芸打ち”だった。これで無死一、二塁となり、逆転へとつながった。

 ネットでは「すごいヒット。イチローかと思ったw」「西川龍馬ばりの曲芸打ちやな」「プロでも簡単にはできない落ちるボールの狙い撃ち」「芸術だ!!」「天才すぎる!こんな痺れるバッティング、早くプロの世界で見せてほしい」「併殺回避の為に低めの変化球にもバットを下に入れた楠本選手」

 今大会の楠本は攻守で存在感を示した。準々決勝・仙台育英戦は二塁守備で再三の好守を見せた。準決勝・横浜戦では、織田翔希投手(3年)から右翼へ“確信歩き”の3ラン。4度目の夏の甲子園制覇には欠かせない存在だった。