またしてもバルセロナから神童が現れる ヤマルとも姿が重なる「Xファクター」を持つビシウとは何者か
バルセロナにまたしても新たな才能が現れた。現在注目を集めているのが、今夏クラブ・ブルージュから加入したばかりの若手FWジェシー・ビシウだ。2008年1月22日生まれの18歳は、プレシーズンのバーゼル戦でバルセロナ加入後初となる2ゴールを記録し、一気に注目を集める存在となった。『as』が報じている。
ベルギーのルーヴェン出身で、サントス所属のFWネイマールを憧れの選手に挙げるビシウ。その才能にいち早く目をつけたのが、バルセロナのスカウト部門でデコ氏の右腕を務めるジョアン・アマラル氏だった。
アマラル氏がビシウを直接確認したのは、ユースリーグのベンフィカ戦だった。コンディション面の問題もあって出場時間は限られたものの、バルセロナ側の評価は揺らがなかった。
リゴー氏はビシウについて、「カリスマ性はあるが、決して傲慢ではない」と評する。自信を持ちながらも謙虚で、チームメートからも愛されるタイプだという。
さらに、家庭では多くの兄弟姉妹に囲まれて育ったこともあり、周囲との関係を大切にする性格とのこと。まだ若さゆえの微笑ましい一面もあり、リゴー氏は「すね当てを家に忘れてくることもあるような、まだ子ども」と表現している。
そんなビシウにリゴー氏が重ね合わせるのが、同じくバルセロナに所属するFWラミン・ヤマルだ。
「ラミンが彼にとって兄のような存在になると思う。2人はTikTok世代だからね」
もちろん、単に年齢が近いというだけではない。ビシウには、周囲を引きつける独特の存在感があるという。リゴー氏はそれを「Xファクター」と表現し、バルセロナの環境にも適応できると見ている。
一方で、トップチームで定位置を確保するのは簡単ではない。現在のバルセロナにはFWハフィーニャ、FWアンソニー・ゴードン、FWカリム・アデイェミ、ヤマルらが前線に揃っており、ビシウが十分な出場時間を確保できるかは未知数だ。
それでも、リゴー氏は今季のレンタル移籍を想定していない。
「バルセロナは今年、彼がチームと一緒にトレーニングするなかで、アスリートとしても人間としてもどう成長するのかを見たいのだと思う。重要な決断をするのは2年目になるかもしれない」
今季は結果を求めるというより、トップチームの環境でビシウがどこまで成長できるのかを見極める期間という位置づけになりそうだ。
バーゼル戦では、単に2ゴールを決めただけではない。スピードに加えて、ボールを保持しているときの連係にも優れることを示した。特にMFダニ・オルモからのパスを受けて決めたゴールは、ビシウの技術と動き出しを象徴するプレーだった。
まだ18歳。トップチームで継続的に活躍できるかはこれからだ。ハンジ・フリックが、ビシウの才能を引き出せるのかは今後のバルセロナを見るうえで、見逃せないポイントになりそうだ。
