【再現CGあり】現場で何が起きていたのか? 鳴門市の「撮り鉄」殺人未遂事件【徳島】
鳴門市のJR高徳線の踏切付近で、列車を撮影するため訪れていた男性を車で引き殺そうとしたとして、鳴門市の建設作業員の男が8月15日、殺人未遂などの疑いで逮捕されました。
現場は「撮り鉄」と呼ばれる鉄道愛好家が多く集まる場所でした。
逮捕・送検されたのは、鳴門市大麻町の建設作業員の男55歳です。
警察によりますと、男は8月14日、JR高徳線の居屋敷踏切付近で、列車の撮影に訪れていた鉄道ファン、いわゆる「撮り鉄」の19歳の男性に胸ぐらを掴む暴行を加えた上、運転していた車をバックさせてひき殺そうとしたとして殺人未遂と暴行の疑いが持たれています。
(記者)
「男はこのあたりで被害者の胸ぐらを掴んだあと、踏切をこえて一度立ち去ろうとしましたが、ガードレールの前にいた被害者に向かって車両をバックさせたということです」
被害者の男性は、ガードレールを飛び越えて無事でしたが、男は踏切付近にいた集団に向かって車両を再びバックさせ、ガードレールにぶつかって、踏切内で停車しました。
(現場に居合わせた鉄道ファン)
「勢いよく、人を本当に撥ねる勢いで飛び上がってきたので、そのあたりにいた一同が驚いていたというか、ひかれかけていたというか、普通ではありえないバックの速度だった」
男は「撮り鉄」たちとの間で、道路の通行を巡るトラブルがあったとみられています。
当時現場にいた鉄道ファンの男性は…。
(現場に居合わせた鉄道ファンは)
「いつ死んでもおかしくないような速度だったので、ガードレールがなかかったらけが人が出ていたし、もう間違いなく人に当たっていたなと言う」
「撮り鉄の人たちが道路にはみ出てしまったので、ここに来て撮らせてもらっているというのには変わりがないので、トラブルが起こらないようにマナーを守るというのが大事」
JR四国によりますと、事件のあった日時は阿波踊り用に増結された列車が走っていたということです。
また、現場に居合わせた鉄道ファンの話によりますと、現場付近は線路が直線で車両がキレイに撮影できる人気のスポットだということです。
事件当時、現場には数十人の鉄道ファンが集まり、道路上に広がって撮影している時間帯もあったといいます。
男は警察の調べに対し「胸ぐらはつかんだ。車をバックさせたのはビビらせてやろうと思った」と話し殺意は否認しています。
事件の影響でJR高徳線は、池谷駅から徳島駅の間で約1時間半にわたって運転を見合わせ、約1600人に影響が出ました。
