シュトラウス

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◆第105回ジャックルマロワ賞・仏G1(8月16日、ドーヴィル競馬場・直線芝1600メートル、稍重)

 フランスの真夏のマイル王決定戦が、10頭立てで行われた。ジョアン・モレイラ騎手=ブラジル出身=と4戦連続でコンビを組んだシュトラウス(牡5歳、美浦・武井亮厩舎、父モーリス)は、9着に敗れた。

 シックスペンスと2頭で外ラチから2頭で進めたが、内で進めていた外国馬に食らいつくことができず、国内外を通じて初のG1制覇とはならなかった。外気温が30度を超えたため全馬の斤量が0・5キロ増加し、60キロを背負っていた。

 “マジックマン”ことモレイラ騎手、武井調教師ともに同レースに初参戦だった。昨年11月の豪州・ラッセルボールディングS(6着)から4戦連続で海外のレースに参戦しており、2走前にUAEで行われたアブダビゴールドC(リステッド)では海外初勝利を飾っていた。

 モレイラ騎手(シュトラウス=9着)「いつものように道中行きたがるようなところがありましたが、その後、折り合いもついて走りは良かったと思います。残り2・5ハロンのところで追い出そうと思ったら全く反応がなかったです。そこから先は勝負になるような脚は使ってくれませんでした。これまでのレースを見ていると、真ん中の進路を取っている馬が多く勝っていたので、レースのはじめは馬場の真ん中に行きたいと思っていましたが、ゲートを出てからの脚いろを考えてあの位置取りとなりました。外に行ったことでそれほどよく走らなかったのかもしれませんが、あのような選択肢しかなかったと思いました。才能がある馬ですし、これからまだ大きいところを取れるような馬だと思っています」

 武井調教師(シュトラウス=9着)「(シックスペンスの後ろは予定通り?)予定通りではないです。最終的にモレイラさんに任せていたんですけど、何かの後ろとかは気にしなくていいよと話をしていたのですが、モレイラさんは『グッドコントロールだから、あそこに入れた』と言っていました。

 (他の馬はみんな内、日本の馬は外から)事前にヨーロッパのジョッキーとも話していたのですけど、外はソフトだけどきれい、内はやや乾いているけどボコボコしている。どっちを取るかという選択で任せていたのですが、そちら(外)を選択して結果としては中だったという感想です。ジョッキーは『馬の後ろで脚がたまっていたけど、クイックネスを発揮できなかった』と言っていて、それは馬場が原因もあるんじゃないかと思います」

 ミカエル・バルザローナ騎手が騎乗したライフ(牡3歳、仏国・Fグラファール厩舎・父シーザムーン)がゴール前の混戦を制し、今年5月に仏2000ギニーと呼ばれるプール・デッセ・デ・プーラン・仏G1に続く2度目のG1勝ちとなった。地元フランス調教馬は9年ぶりの勝利。昨年のジャパンCを制したカランダガン、凱旋門賞Vのダリズと同じバルザローナ騎手&グラファール調教師&アガ・カーンスタッドというフランスの黄金トリオが、ここでも日本勢の高い壁となった。英国のゼウスオリンピオス(クリフォード・リー騎手)が2着。愛国のプリサイス(ライアン・ムーア騎手)が3着に続いた。勝ちタイムは1分35秒50。

 ジャックルマロワ賞は1998年にタイキシャトル(岡部幸雄騎手)が制覇。日本馬は1986年のギャロップダイナ(12着)から、今年の2頭を含め、のべ9頭が参戦している。総賞金は100万ユーロ(約1億8416万円=フランスギャロの2026年レートで換算)で、1着賞金が57万1400ユーロ(約1億523万円)。

 ◆日本調教馬のジャックルマロワ賞成績(左から年、馬名、騎手、着順)

1986 ギャロップダイナ Mフィリッペロン12着

1998 タイキシャトル  岡部 幸雄    1着

2003 テレグノシス   勝浦 正樹    3着

2003 ローエングリン  後藤 浩輝   10着

2022 バスラットレオン 坂井 瑠星    7着

2026 シュトラウス   Jモレイラ    9着

2026 シックスペンス  武 豊     10着