お盆の高速道路の渋滞で右車線に移動は逆効果…最もタイパと燃費のいい「頭のいい人の車線の選び方」

■「ガソリン満タン」で被る大きな損失
ガソリンを給油する場合、あまり細かいことを考えないで、いつも「満タン」にする人は多い。中途半端な入れ方はしたくないのだろうが、燃費の面から考えると、そのチョイスの仕方はベストとはいえない。
基本的に、重量が重くなるほど、燃費は悪化していく。
ガソリンタンクが60Lの場合、満タンにすると約45kgの重さが加わることになる。これに対して、「半分給油」を心がけた場合、「満タン」のときよりも約22.5kg軽くて済む。
この重量の差は、小学校低学年の子どもを1人乗せているのとほぼ同じ。毎日の通勤などで使う機会が多い場合は、決してバカにはできない節約になるはずだ。給油の手間は増えるが、半分給油をおすすめする。
「半分給油」を心がけて、車体重量を軽くする
■「ちょい乗り」が与える車へのダメージ
地方なので電車やバスの便が少ない、あるいはスーパーに行くのに徒歩では遠過ぎる。こういった場合、日々の買い物など、ほんのちょっとした外出にも車を使う人が多いだろう。
しかし、乗ってはすぐに降りる“ちょい乗り”を繰り返すと、車にはダメージが少しずつたまっていく。
一般的な運転と比べて、とくにオイルに負担のかかる走り方のことを「シビアコンディション」という。
ジャリ道や雪道といった悪路、上りや下りの多い坂道、頻繁な長距離走行などと並んで、1回でおよそ8km以内の短距離走行が多いことも、シビアコンディションのひとつとされている。ちょい乗りは本当に車に悪いのだ。

ちょい乗りがいけない大きな理由は、エンジンが温まらないうちにエンジンを切ることだ。この状態では、エンジン内に取り込まれた空気中の水分が蒸発し切れず、オイルに入り込んでしまう。その結果、オイルが早く劣化して、エンジンに悪影響を与えることになるのだ。
オイルの適切な交換時期は、通常では1万5000kmまたは1年ごとだが、シビアコンディションの場合はその半分とされることが多い。ちょい乗りが非常に多い場合はもっと短く、3000〜5000km程度で交換するほうがいい、ともいわれる。
車のためには、ちょい乗りはできるだけ避けたほうがいい。スーパーなどのよく行く場所まで数km程度なら、自転車の利用も考えるようにしよう。
オイルが劣化して、車に大きなダメージが!
■ガソリン代を想像以上に損するタイヤの状態
釘を踏んだり、裂け目があったりしなくても、タイヤからは少しずつ空気が抜けていく。JATMA(日本自動車タイヤ協会)の調査では、30%近くの車のタイヤが空気圧が下がった状態になっているという。
少々、空気圧が低下してもいいのでは……こう思うのだろうが、大きな間違いだ。ガソリン代を想像以上に損してしまう。
タイヤの空気圧が低下すると、路面と接する面積が増える。このため、走行中の抵抗も増えて、燃費が確実に悪化してしまう。
空気圧が適正よりも50kPa(キロパスカル)減った状態(5分の1程度低下)で走行すると、市街地では2.5%、郊外では4.3%、高速道路では4.8%も燃費が悪くなるのだ。
郊外から車で通勤しているケースで換算してみよう。いつも利用しているガソリンスタンドのレギュラーガソリン価格が170円/Lの場合、リッター当たり約7円分も高い店で給油しているのと同じということになる。
1円でも2円でも安いガソリンスタンドを探す人は多いだろうが、そういった努力が虚しくなるのではないか。
■月1回給油のついでに空気圧の点検を
タイヤの空気圧が低いことの弊害は、燃費の悪化以外にもある。走行抵抗が増えることから、タイヤが劣化しやすく、寿命を早く迎えてしまうのだ。操縦安定性も低下し、特に高速道路を走行する場合は危険で、タイヤが異常に発熱してバーストしてしまう恐れもある。
出費を抑え、危険も避けるために、月に1回、タイヤの空気圧はきちんと点検するようにしよう。フルサービスのガソリンスタンドなら、給油のついでにサービスで点検してもらえる。セルフ方式のガソリンスタンドの場合は自分でチェック。作業はそれほど難しくないので、トライするのもいいだろう。
点検する際に注意したいのは、長く走行してタイヤが熱くなった状態だと、空気が膨張するということだ。自宅から近いガソリンスタンドで、走り出して間もないころにチェックするほうがいいだろう。
抵抗が増えて、燃費が5%近くも悪化する!
■高速道路の渋滞を避ける車線の使い分け
高速道路が渋滞したときは、左側の走行車線を選択するのが基本。ただし、朝の渋滞の際にも左車線に固執すると、逆にひどい渋滞につかまってしまう場合がある。
朝の渋滞は、仕事やレジャーに出かけようとする車が多いことを意味する。この先のインターチェンジからは、新しい車がさらに合流してくるだろう。

となると、左車線の車が増えて、右車線よりも遅くなるかもしれない。このため、入ってくる車の多さなどをある程度予測し、状況に応じて、走る車線を選ぶのがいいだろう。
逆に夕方の渋滞の場合、高速道路に入ってくる車よりも、下りていくほうが多いので、左車線を走る車は少しずつ減っていく。通常の渋滞時よりも、一層、左車線のほうがスムーズに流れるはずだ。
車の合流が多いので、状況を見て選択
■お盆の渋滞時にタイパと燃費のいい車線
年末年始やお盆、GWなどに必ず発生するのが、高速道路の渋滞。こうした嫌な渋滞につかまった場合、どの車線を走ると速く進むのだろうか。

2車線区間の場合、左側が走行車線で、右側が追い越し車線。通常、追い越し車線のほうが車のスピードが速いので、渋滞のときもこの右車線を走る人が多いだろう。
そして、残念ながら、より渋滞から抜け出せなくなってしまう。
道路がだんだん混雑し、車のスピードが遅くなってくると、左車線を走っている車が車線変更し、右車線にどんどん入っていく。
その結果、右車線の渋滞のほうがひどくなるので、左車線をキープし続けたほうが、結果的にタイパも燃費もよくなるのだ。
3車線の場合も、理屈は同じ。一番左側の車線を選ぶようにしよう。
車が集中しない「左車線」のほうが速い
----------
ホームライフ取材班(ほーむらいふしゅざいはん)
エキスパート集団
暮らしをもっと楽しく!もっと便利に!」をモットーに、日々取材を重ねているエキスパート集団。取材の対象は、料理、そうじ、片づけ、防犯など多岐にわたる。その取材力、情報網の広さには定評があり、インターネットではわからない、独自に集めたテクニックや話題を発信し続けている。
----------
(エキスパート集団 ホームライフ取材班)
