「介入が多すぎる」UEFA審判部門トップがVARの“運用法”に異議「フットボールはプレイステーションではない」
英公共放送『BBC』は現地8月10日、「ロセッティは、VARが介入すべきケースと、介入すべきではないケースをファンに説明する、史上初のポータルサイト『Clear Line』を立ち上げる際に、スピーチを行なった」と報道。その際の同氏の発言を伝えている。
『BBC』は「ロセッティは各リーグが独自の判定基準を持つため、一貫した解決策を見つけるのは難しいだろうと認めた。特にフットボール界で依然として問題が続いているのがハンドの扱い方だ」と綴り、こう続けている。
「昨季、プレミアリーグはハンドの判定が最も緩く、17.27試合に1回の割合でハンドによるPKが科せられた。ブンデスリーガが10.93試合に1回、ラ・リーガが10.56試合に1回、セリエAが10.00試合に1回、リーグ・アンが9.27試合に1回だった。一方、チャンピオンズリーグ(CL)では7試合に1回の割合でPKが与えられており、欧州で最も高い頻度だった。これらのデータは、各国や大会間での基準の乖離を証明している」
こうした背景を受け、イタリア人のロセッティ氏は「ルールの適用基準を、より統一することが我々の狙いだ」と発言。「イングランドでは、ハンドに対する捉え方が異なる。フットボールは完璧なものではないため、同じような場面でも異なるジャッジが下されることは、これからもあるだろう。それでも、我々は少しでも基準を揃えられるよう取り組んでいる」と説明した。
同氏はまた、VARの介入率に言及。2025-26シーズンの介入率は、プレミアリーグが1試合あたり0.29回でCLは0.47回に上り、「介入が多すぎる」と指摘。使用が増えることで、VAR判定を誘発しようとするなど、選手の振る舞いにも変化が生じていると主張した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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