小栗旬、蒼井優をかすませた「ガス人間」新人俳優 背景に父「本木雅弘」の“教え”
Netflixで話題沸騰の「ガス人間」(全8話)。モデルで俳優のUTA(28)が、主要キャラクターのガス人間を怪演し、主役二人を食ってしまうほどの異彩を放っている。俳優デビュー作でこれほど強い存在感を示せたのはなぜか。アドバイザーたる父親抜きには語れないという。
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【写真を見る】身長190センチ…パリコレにも出た「UTA」の超スタイル
小栗旬、蒼井優をかすませる怪演
「ガス人間」の快進撃が止まらない。
「7月2日の配信開始から日本におけるNetflixの週間視聴ランキング(映画以外の番組部門)で2週連続1位を獲得しました。この勢いならもっといけると社内は沸いています。ロングラン作品の『地面師たち』、『サンクチュアリ−聖域−』、最近の『地獄に堕ちるわよ』とはまだ比較はできませんが、初動の爆発力では、歴代トップクラスです」

ネトフリ関係者はもろ手を挙げて喜ぶのだ。
ガス化して人を爆死させる殺人犯と、その背後にある国家の闇を刑事と記者が解明しようとするSFサスペンス。ドラマ「ガンニバル」(ディズニープラス)をメガヒットさせた気鋭のクリエイター、片山慎三氏(45)がそのメガホンを執った。
スポーツ紙の芸能デスクが解説する。
「作品では小栗旬、蒼井優が主役を張り、竹野内豊、広瀬すずらが脇を固めました。これだけでも十分なのにUTAの怪演が目立って、彼らがかすんでしまうほどなのです」
ガス人間は、無表情でまばたきひとつしない。「リスナーさん、願いを一つ言ってください」と問いかける。難役といえるキャラクターを見事に演じているのだ。
芸能一家に生まれて
UTAは俳優・本木雅弘(60)とエッセイスト・内田也哉子(50)の長男。祖父はロック歌手の内田裕也、祖母が女優の樹木希林という芸能一家に生まれた。
「12歳の時、世界中のセレブリティーの子女が集う名門校、スイスのル・ロゼ学院に単身留学しています。その後、米国に渡り、スポーツ教育機関であるIMGアカデミーの高校部門と大学でバスケットボールに打ち込みました。そのバスケでは日本代表を選抜する合宿に招集され、そっち方面に向かうかと思われましたが、フランスのモデルエージェンシーと契約して、2018年のパリコレに出たのには驚きました」(前出の芸能デスク)
190センチという長身にして高い語学力。モデルへの道を勧めたのは祖母の樹木だったという。ただ、本人の興味は次第に俳優へと傾き、父の背中を追うようになる。
本木自ら指導
UTAを知る芸能関係者が語る。
「数年前から演技を学び、海外のオーディションを何度か受けていました。落選続きでしたが、そんな中、『ガス人間』の話が舞い込むのです。この話に積極的だったのは、むしろ父親の本木で、これを機に本格的なアドバイザーとなって、UTAに演技を熱心に指導し出したそうです。実は、片山監督がクランクイン前に彼に稽古をつけているのですが、それも本木が相談したと聞きました」
「ガス人間」での怪演でオファーも舞い込むようになったUTAではあるが、作品選びはかなり慎重だ。
「最近の本木は映画を主戦場としていますから、『質が第一』と強く言っているそうです。まずは映画。テレビならNHK。民放のドラマには今のところ出るつもりはないようですね」(同)
彼の爆発的な好スタートは、父の“教え”と“支え”のたまもの。いずれは同じ作品で父子鷹?
「週刊新潮」2026年7月30日・8月6日号 掲載
