Appleが端末リースプログラム「Apple Upgrade」を正式開始、iPhoneやMacなどを月額払いで利用可能に

Appleは2026年7月28日、iPhoneやMacなどを月額料金で利用できる端末リースプログラム「Apple Upgrade」をアメリカで開始しました。Apple Upgradeは決済サービスを展開するKlarnaがリースを提供するもので、2026年7月22日に準備段階と報じられていたサービスが正式に登場した形です。
Apple Upgrade - Lease iPhone, Mac, iPad, Watch - Apple

Apple launches ‘Upgrade’ program to lease new devices | The Verge
https://www.theverge.com/tech/971220/apple-upgrade-program-iphone-mac-ipad-lease-launch
Apple Upgradeは決済サービスを展開するKlarnaがリースを提供するもので、2026年7月22日時点で報じられていたサービスが正式に登場した形になります。
Appleが端末リースプログラム「Apple Upgrade」をKlarnaと共同で準備中 - GIGAZINE

今回正式に開始されたApple Upgradeでは、対象のApple製品とリース期間を選び、購入手続きの際に支払い方法として「Apple Upgrade」を指定します。その後、Klarnaによる審査として、信用スコアに影響しないソフトクレジットチェックが行われるとのこと。利用者はアメリカ在住の18歳以上で、アメリカで発行された有効なクレジットカードまたはデビットカードなどを用意する必要があります。
対象製品は、iPhone 16を除くiPhone各モデル、MacBook Air、MacBook Pro、iMac、Mac Studio、iPad Pro、iPad Air、iPad mini、Apple Watch Ultra、Apple Watch Series 11です。また、事前報道で対象外になるとされていた無印iPad、Apple Watch SE、MacBook Neoなどは、正式発表でも対象製品に含まれていません。
リース期間は、iPhoneとApple Watchでは12カ月または24カ月、iPadとMacでは24カ月または36カ月から選択できます。事前報道ではiPhoneとApple Watchが24カ月、iPadとMacが36カ月とされていましたが、正式に開始されたサービスでは、より短いリース期間も用意されています。
24カ月契約の場合、月額料金はiPhone 17eが17.99ドル(約2900円)から、iPhone 17が22.99ドル(約3800円)から、iPhone 17 Proが31.99ドル(約5200円)からです。36カ月契約ではiPad miniが11.99ドル(約2000円)から、iPad Airが15.99ドル(約2600円)から、MacBook Airが24.99ドル(約4100円)からとなっています。

所定の回数の支払いを終えると、利用者は追加料金なしで新しい製品にアップグレードでき、使用中の端末はAppleに返却します。リース期間の終了時には、「新しい製品へアップグレードして端末を返却する」「アップグレードせずに端末を返却してプログラムを終了する」「買い取り額を支払って端末を所有する」という3つの選択肢があります。リース料金を払い終えても端末が自動的に利用者の所有物になるわけではなく、引き続き使用するにはKlarnaを通じて買い取り手続きを行う必要があります。
また、公式サポートサービスであるAppleCareは月額リース料金に含まれておらず、必要な場合は別途購入が必要。さらに返却時の端末は正常に動作し、良好な状態であることが求められます。破損している場合は追加料金が発生する可能性があるため、AppleはAppleCareへの加入も案内しています。

Apple Upgradeの初回申し込み時には、所有している対象端末を下取りに出し、その査定額を初回のリース契約における月額料金から差し引くことも可能です。ただし、この下取り特典を利用できるのは最初の契約時に限られ、新しい端末へアップグレードする際には下取りを利用できません。
Apple Upgradeの開始に伴い、2015年から提供されてきた「iPhone Upgrade Program」は新規申し込みの受け付けを終了しました。iPhone Upgrade ProgramがiPhoneとAppleCare+を組み合わせた分割払いサービスだったのに対し、Apple UpgradeはiPadやMac、Apple Watchにも対象を広げ、端末の返却を前提とするリースサービスとして設計されています。
なお、iOS 27のベータ版からは、支払いが滞った端末で利用可能なアプリを一部に制限する「Restricted Mode」に関連するとみられるコードが発見されていました。
iOS 27ベータ版に「支払いが滞ったiPhoneの利用を制限するコード」が発見されたという報道 - GIGAZINE

しかし、AppleはApple Upgradeで支払いの遅延や不履行が発生しても、端末の機能を制限することはないと説明しています。一方、Klarnaは支払いが3回連続で行われなかった場合、リース契約を終了し、残額の一括支払いを求めるとしています。
