アルゼンチンが持ち出した横断幕が物議「制裁につながるかもしれない政治的なメッセージ」と仏メディアが指摘「数時間以内に懲戒委員会によって裁定される予定だ」【W杯】
フランスメディア『RMC SPORT』は、「イングランド対アルゼンチン:“マルビナスはアルゼンチンのものだ”、アルゼンチンの選手たちが物議を醸す横断幕で制裁か」と見出しを打ち、この問題を報じた。
記事によると、イングランドを2−1で下し、決勝進出を決めたアルゼンチンの選手たちが、サポーターと勝利を祝うなかで政治的なメッセージを掲げたという。ジオバニ・ロ・チェルソらが手にした横断幕には、「LAS MALVINAS SON ARGENTINAS」(マルビナス諸島はアルゼンチンのものだ)と書かれていた。
当時のアルゼンチン軍事政権は、国連によって領土問題が係争中とされていた同諸島の主権を武力で回復しようと試みた。1982年4月2日のアルゼンチン軍の上陸に端を発した紛争は、同年6月14日にイギリスの軍事的勝利で終結した。
40年以上が経過した現在も、マルビナス諸島(イギリス名:フォークランド諸島)はイギリスが実効支配しているが、国連は主権が未解決の非自治地域と見なしている。人口約3,000人、面積1万2,173平方キロメートルに及ぶこの群島を巡り、双方の主張は続いている。
こうした背景を踏まえ、同メディアは「アルゼンチン代表または横断幕を掲げた選手に対し、制裁につながるかもしれない政治的なメッセージ」と指摘する。
「試合中または公式の祝賀行事中に政治的、宗教的、または個人的なメッセージを掲示することは、FIFAの規定およびIFABの競技規則で禁止されている。したがって、選手は政治的なメッセージを掲示したとして制裁を受ける可能性がある」
そして最後に「この件は今後、数時間以内にFIFAの懲戒委員会によって裁定される予定だ」と伝えた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【実際の画像】制裁を受けることになるのか。アルゼンチンが手にした横断幕

