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北陸新幹線でまだ着工されていない福井県敦賀と新大阪の間のルートについて、与党の整備委員会はきょう、小浜・京都ルートの「桂川案」と決めました。京都市街地の西側に駅を設けるルートで、国土交通省は工期を26年と試算していますが、着工時期の見通しは示されていません。

岸谷記者
「その時々の政治や経済の状況に翻弄され続けてきた北陸新幹線。終点、新大阪までのルートの議論にようやく結論が出ました」

与党整備委員会 西田昌司共同委員長
「北陸新幹線のルートが小浜・桂川ルートということで正式に決定をさせていただきました」

ルートを検討してきた与党の整備委員会はけさ、東京で会合を開き、県関係でメンバーとなっている野上浩太郎参議院議員や柴田巧参議院議員など自民と維新の委員が出席しました。

敦賀・新大阪間のルートは去年、連立政権入りした維新の提案により、8つの案で再検討が行われてきました。

そして、絞り込んだ3つのルート案のうち、福井県の小浜を経由したうえで、京都市街地の西側に駅を設ける「桂川案」に決めました。

桂川案を選んだ理由について委員会は、他の2案は地元自治体などの理解が得られなかったためとしました。

与党整備委員会 西田昌司共同委員長
「利便性とか事業者利益、利用者利益、経済効果等を考えると南北ルートだと思いますが、なかなか着工するには地元自治体、市民の理解がまだまだ乏しい。早期に着工するためには、桂川ルートの方がより市民の理解が得られやすいのではないか。桂川駅っていうのはまさに新京都駅というふうに私は考えています」

桂川案は、現在の京都駅ではなく、市街地の西側、JR桂川駅付近の地下に駅を設けるルートです。

ルート決定を受けて委員会は、国土交通省に対し、来年度予算案の概算要求で地元自治体の負担を小さくするよう求めるとしています。

先月の整備委員会で国土交通省が示した試算では、桂川案の工期は26年、建設費はおよそ5兆5000億円です。

与党整備委員会 前原誠司共同委員長
「26年という期間について、私はできる限り短縮をしていくべきだと考えております。インフレの時代に入ってます。賃金も上がる、資材(価格)も上がる、そうなると短くするほうが総工費は短縮できますので」

桂川案に決まったことについて委員会のメンバーである県関係の2人の議員はー。

野上浩太郎参議院議員
「北陸から関西まで直接つながっていくということになりますと、富山県にとっても国土強じん化、あるいは経済波及効果や利便性の向上という意味でも大きな意義があるのではないかと思っております」

柴田巧参議院議員
「ひとつの結論を得ることができて、ほっとしていると同時に、これは新しいスタートでしかありませんので、この後いわゆる着工5条件が満たされるように努力してくのはまた与党の役割かなと思ってますので、これから気を引き締めて、正式な認可・着工となるように環境を整えていきたいと思っています」