YouTubeチャンネル「ナナジャパ」が、「【夕張保険金殺人事件】湖に沈んだ本当の火災現場」を公開した。動画では、北海道夕張市にあるシューパロ湖を訪れ、ダムの底に沈んだ「夕張保険金殺人事件」の本当の火災現場の現状に迫っている。

ナナジャパは、1984年に発生した夕張保険金殺人事件を取り上げ、首謀者夫婦が暮らしていた家ではなく、実際に火が放たれた現場を探索する。その現場である鹿島栄町の旧鹿島旅館は、日高興業の作業員宿舎として使われていたが、2015年のシューパロダム完成によって生まれた巨大な湖の底に沈んでいると説明する。

動画では、水位が下がり、かつての鹿島地区の道路や看板、キリンのオブジェなどが湖底から姿を現している様子を記録している。ナナジャパは、誰もいない廃道を歩きながら、かつて最大2万人が暮らした炭鉱の町の栄華と現在の静寂の対比を映し出していく。さらに、水没区域を前にして、この場所で水面から助けを呼ぶ声が聞こえるといった都市伝説が囁かれる背景に言及。「この場所に本当に悲劇があり、そして、その現場が見えなくなってしまったから」と考察を展開した。

凄惨な事件を振り返り、ナナジャパは作業員や子ども、消防士の計7人が犠牲になった事実を提示する。首謀者夫婦が保険金で豪邸を建てた一方で、命が奪われた現場は水没してしまったという残酷な現実を指摘。最後に「記憶まで沈めてはいけない」と語り、失われた命と人々の暮らしがあった町の記憶を記録し続ける意義を示して締めくくっている。

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