フジ“いなくなった職員”問題浮上 ハラスメント報道背景「残されたスタッフが対処できなかったのでは」
俳優の佐藤二朗(57)がフジテレビ「夫婦別姓刑事」で共演した橋本愛(30)にハラスメントをしたと2日発売の「週刊文春」(文芸春秋)が報じたことを受け、ドラマ関係者の間では「さまざまな要因があるが、“いなくなった職員”の問題も大きな一つだ」との指摘が出ている。
スポニチ本紙の取材では、今作の企画段階から関わっていたフジテレビの主要スタッフが突然転職したことが判明。2月のクランクイン前後には現場で姿を見かけなくなり、放送開始直前の3月末に退社した。関係者は「事情を知るスタッフがいなくなったため、残された者たちがうまく対処できなかった可能性がある」と明かす。
今回の作品に限らず、ドラマの撮影現場では制作サイドや出演者らが意見を戦わせることが少なくない。そんな時にプロデューサーや現場責任者が出演者の間に立って解決し、より良い作品作りを目指していく。そのため、当初から事情を知っていた職員がいなくなったことは現場にとって大きな痛手ではあった。
だが、プロダクション関係者は「同情できるところもあるが、作品にとって局側の事情は別のもの。どんな状況でもトラブルや問題を制作サイドが収めるのが仕事なのは間違いない。このような結果となったのは現場の力不足と言わざるをえない」と語る。
フジテレビが2日に発表した文書では、佐藤に厳重注意をしたとしたが、局側の責任については一切触れていなかった。ドラマ関係者は「これで俳優や関係者、現場スタッフの間で不信感が広がっている」と懸念を口にする。局関係者は「“今後何かトラブルが起きた場合、演者たちが矢面に立たされるのではないか”との心配の声が聞こえてくる。これでは出演依頼を受けてもらえない。局として責任をどう考えているのか局の上層部には早く対応してほしい」と切実な思いを語った。

