太陽で大規模爆発「Xクラス」の太陽フレア発生 GPSや短波通信などに乱れのおそれ
情報通信研究機構(NICT)は5日、太陽の表面で大規模な爆発現象である「太陽フレア」が発生し、現在も地球周辺で「地磁気嵐」が続いていると発表しました。
カーナビやスマートフォンなどのGPS機能に誤差が生じる可能性があるとして、留意を呼びかけています。
5段階で一番上の階級「Xクラス」NICTによると、日本時間の5日午前5時41分ごろ、太陽の表面(南半球の東端付近)で、5段階評価で一番上の階級にあたる「Xクラス」の太陽フレア(X1.3)が発生しました。
この爆発に伴うX線の影響で地球上空の電離層が乱れ、北海道の稚内と東京の国分寺の観測所では、航空無線や船舶無線などの短波通信が一時的に使えなくなる「デリンジャー現象」の発生が確認されました。
なお、スマートフォンの通話やインターネット通信への影響はありません。
「地磁気嵐」も続く GPSのズレに留意をまた、3日夜から発生している「急始型地磁気嵐」が現在も継続しています。
地磁気嵐の影響により、カーナビやスマートフォンの地図アプリなどに使われるGPSにズレが生じることがあります。
カーナビや地図アプリを利用する際は、念のため実際の道路標識などにも注意を払うと安心です。
人体への影響はなし、過度な心配は不要今回発生したX1.3規模のフレアは「Xクラス」に分類されますが、その中では比較的小さめの規模です。地球には厚い大気と磁場があるため、地上の生き物や植物などに直接的な影響が及ぶことはありません。
NICTの予報では、今後1日程度は太陽活動が活発な状態が続き、さらなるフレアが発生する可能性もあるということです。引き続き、GPSの誤差などに留意してください。
なお、今回のような磁気嵐の際には、条件がそろえば北海道などで空がほんのり赤く染まる「低緯度オーロラ」が観測されることもあります。
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