TBS NEWS DIG Powered by JNN

写真拡大

「愛してる」そんなメッセージを送り、70代の男性に恋愛感情を抱かせ、40万円余りをだまし取ったとして、22歳の女が逮捕されました。被害者の男性は私たちの取材に対し、「なかなか見抜けなかった」と話しました。

【写真で見る】広重果音容疑者(22)が被害男性に送っていたメッセージ

70代男性に“ロマンス詐欺”か 22歳の女を逮捕

詐欺の疑いで逮捕された横浜市の会社員・広重果音容疑者(22)。

マッチングアプリで知り合った70代の男性に恋愛感情を抱かせたうえで、「大学院の受験料が必要」などと嘘をつき、合わせて約42万円をだまし取った疑いがもたれています。

2日、被害者の男性が取材に応じました。

被害を受けた男性
「一般的には男の人の鼻の下を伸ばせるようなこと平気で言ってお金をせしめる。そういうのはすぐ見抜けると思うんだけど、これはなかなか見抜けなかった」

2人の出会いは「マッチングアプリ」。

約3年前に妻が他界した男性は、“食事相手”を求めてきらびやかな売り出し文句が並ぶマッチングアプリを利用していました。

「今急ぎでお金送れたりしないよね?」徐々にエスカレートしていく要求

そこで2025年3月、広重容疑者から返信を受けて、関係を深め、2025年5月には直接会う関係に。

たびたび好意を抱かせるようなメッセージを送っていた広重容疑者ですが、同じころ、このような連絡も送るように…

広重容疑者
「ごめん、今急ぎでお金送れたりしないよね?」

広重容疑者は「大学院の受験料が必要」などとして4万円を要求。さらにその後も「入学金」などの名目で、合わせて約38万円を求められ、男性はすべて振り込んだといいます。

徐々にエスカレートしていく要求。

しかし、警視庁はこれらをすべて“うそ”だとみているほか、広重容疑者が2025年9月以降、男性に「がんで入院中」と伝え、入院費用としてさらに200万円ほどをだましとったとみています。

不審に思った男性は2026年4月、だまされていたことに気づき警視庁に相談しました。

広重容疑者は調べに対し、「大学院を受験する予定はありませんでした」などと供述し、容疑を認めているということです。

友人から“猛反対”されるも…男性がそこまで「のめり込んだ」ワケ

なぜ男性はだまされてしまったのでしょうか?

被害を受けた男性
「会ってみたらちゃんとした国立大学だし、頭良さそうだし、会話が一番楽しい。実は親が亡くなって、借金を残して、いま消費者金融から150万円借りているとか」

男性は一度、広重容疑者を友人2人に会わせたことがあるといいます。

友人からは「絶対これはトラップだからやめなさい」と助言を受けましたが…

被害を受けた男性
「もうそのときには結構気持ちが入っちゃってて」

気が付いたら広重容疑者にのめりこんでいたという男性。

今後、同様の被害が起きないためにも警視庁に相談したと言います。

被害を受けた男性
「そういう犯罪を、多分彼女はこれで僕が何もしなかったら、また第2、第3の味占めてるはず。ちょっと大げさな言葉だけど、そういうこと(さらなる被害)も含めて未然に防げたんじゃないかな」