YouTubeチャンネル「数字で語る、会社のホンネ【決算解説】」が、「花王・ライオン・ユニチャーム!数字でわかる驚きの格差」と題した動画を公開した。私たちの生活に欠かせない日用品メーカー3社の決算データを紐解き、売上規模と利益率のギャップや、背景にある事業戦略の違いを解説した。

同チャンネルはまず、2025年12月期の売上高を比較。花王が約1兆6,886億円と圧倒的なトップに立つ一方で、売上に対する利益率に目を向けると、ユニ・チャームが約11.5%で首位となる意外な事実を提示する。同じ日用品メーカーでありながら、なぜこのような格差が生まれるのか。

動画では、その理由を各社の「事業構成」から読み解いている。花王は、洗剤や掃除用品だけでなく、化粧品、企業向けのケミカル事業まで幅広く展開する「総合型」の企業だ。安定した利益を生む事業がある半面、利益率が低めの事業も抱えており、全体では約9.7%に落ち着いていると指摘した。

対照的に、利益率トップのユニ・チャームは、紙おむつや生理用品などの「パーソナルケア」と、高収益な「ペットケア」に集中する「特化型」の戦略をとっている。また、ライオンは歯磨き粉などのオーラルケアを軸とした一般消費財に強みを持つ「生活用品型」であると分析された。

さらに、地域別の売上高にも着目。花王とライオンは国内市場が過半数を占めるのに対し、ユニ・チャームはアジア市場での割合が大きく、海外展開で成長してきた企業の姿を浮き彫りにした。

普段何気なく手に取っている商品の裏側には、幅広く稼ぐ花王、集中して稼ぐユニ・チャーム、生活に密着して稼ぐライオンという、三者三様の戦略が隠されていた。決算数字から企業のリアルな姿を浮かび上がらせる、知的好奇心を満たす興味深い解説となっている。

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