JRT四国放送

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吹奏楽の演奏を通して地域の安全を呼びかける県警察音楽隊。

その音楽隊にこの春加入した新人隊員を取材しました。

総勢28人が華やかで力強いサウンドを届ける、県警察音楽隊。

その中で、アルトサックスを演奏する警察官。

2026年の春、新たに音楽隊に入隊した近藤優羽巡査です。

(徳島中央署)
「礼、おはようございます」

普段は交番で勤務している近藤巡査。

朝8時30分、徳島中央署で朝礼に参加した後、受け持ちの交番へ向かいます。

3年前に警察官に採用された近藤さん。

事件や事故の通報が入ればいち早く現場に駆け付け、地域住民の暮らしを支えています。

(徳島中央警察署・近藤優羽 巡査)
「親戚に何人か警察官がいて、その人たちの姿がかっこいいなと。音楽隊に入りたいというのも、警察官になると決めた時から思っていた」
「音楽隊がある点と、憧れだった点から警察官を志しました」

(先輩警察官)
「じゃあね、がんばってね。気を付けて行ってください」

(徳島中央警察署・近藤優羽 巡査)
「行ってきます。」

(先輩警察官)
「お願いします」

家庭や会社を訪問して、防犯指導や困りごとを聞く巡回連絡に向かいます。

(徳島中央警察署・近藤優羽 巡査)
「こんにちは、おはようございます」

(地域住民)
「お世話になります」

(徳島中央警察署・近藤優羽 巡査)
「変わらずお元気ですか」

(地域住民)
「はい」

一軒一軒、実際に顔を合わせて地域の様子を確認します。

しかし、この日はいつも挨拶を交わすお父さんの姿が見えません。

(地域住民)
「いつもこんなに長い時間、出掛けないんだけどね」

(徳島中央警察署・近藤優羽 巡査)
「大野さんやね、お父さん」
「今、散歩に出てるって聞いたから」

(地域住民)
「うん」

(徳島中央警察署・近藤優羽 巡査)
「いました」

(地域住民)
「ありがとうございます」

(徳島中央警察署・近藤優羽 巡査)
「やっぱり交番に来るよりは、私が行って話した方が相談しやすいと思うので、行くたびに相談してくれると嬉しい」

交番業務の一方、毎週木曜日に音楽隊の定期訓練があります。

駐在所や県警本部から集まった警察官、職員たちと音を合わせます。

この日は、徳島市内で行われるコンサートに向けた練習です。

中学と高校の吹奏楽部でサックスの経験がある近藤さんですが、楽器以外に初挑戦のものが。

音楽隊の「顔」、カラーガード隊です。

慣れないフラッグの扱いに戸惑いながらも、地道に練習を重ねます。

先輩に教わって、手の動かし方を一つ一つ覚えていきます。

(徳島中央警察署・近藤優羽 巡査)
「(旗を)戻してスッと一瞬の動きで、先輩方に教えてもらって旗をピタっと止めるのが慣れていなくて」
「難しいと思っているので、その部分を頑張ろうかなと」

(カラーガード隊の先輩は)
「近藤さんはとても努力家で振りの成長も早いので、新しいカラーガード隊員として私たちも嬉しく思っています」

迎えた本番当日。

(徳島中央警察署・近藤優羽 巡査)
「本番も練習通り、上手くできたらいいなと」

警察音楽隊の役割は、音楽を通して警察を身近に感じてもらい犯罪や交通事故に巻き込まれないよう情報を届けること。

2025年1年間で61回、警察の式典や自治体が開催するイベントに出動しました。

いよいよ開演です。

会場には、家族連れらが訪れ多くの人で賑わいました。

観客はリズミカルな演奏に耳を傾けて、穏やかな休日の一時を楽しんでいる様子でした。

そして近藤さん、初挑戦のカラーガードは?

苦戦していた手の入れ替えも、上手くいったようです。

(観客)
「楽しかった」

(観客)
「子どもが受け入れやすい、イベントだと思う」

(観客)
「毎年来ているんですけれど、いつも楽しく聴いています」
「身近に警察官の存在を感じることができるので良いと思う」

(徳島中央警察署・近藤優羽 巡査)
「緊張して自分がどんな踊りをしたのか覚えていないけれど、お客さんがニコニコして見てくれて嬉しかったです」
「イベントとか(今後も)あると思うので、その際に県民の方が足を止めてくださるような、音楽を演奏できたらと思う」

「県民と警察の音の架け橋」というモットーで活動する、県警察音楽隊。

そこに飛び込んだ一人の女性が、音楽を通して地域の安全を守ります。