24日に行われたアル・アハリとの親善試合でトップチームデビューを果たしたばかりのバルセロナ期待の新星ボージャン・ケルキックが、今シーズン中にもトップチーム昇格の可能性がでてきた。

 16歳と7ヶ月のボージャンは、アル・アハリとの親善試合でスタメンで出場し、初ゴールを決めるという快挙を成し遂げ、その才能の片鱗をのぞかせ、カンテラの選手に期待を寄せ、必要な時にはバルサBの選手を試そうとしているフランク・ライカールト監督の期待に見事応えるばかりか、強烈なインパクトを与えた。

 ボージャンは8歳でバルサのカンテラに加入し、これまでプレーした全てのカテゴリーでゴールを決め、トータル607ゴールを上げている。

 ボージャンのトップチーム昇格に一気に期待も膨らむ中、ライカールト監督は具体的な時期についてはっきりさせることはしなかったが、「今後の何試合かで、そしてトップチームの練習に招集する可能性はある」と明かし、ボージャンの招集を真剣に検討していることを示唆した。

「ボージャンは良いイメージを残したし、それはポジティブなものだ。アレシャンコ(バルサのカンテラ統括部長)とも話している。その時期がやってこようとしている。ボージャンはまだ若いが、素晴らしい才能を持っている」。

 今シーズンが終了する前にトップチームに帯同させることを考えているライカールト監督監督は、そうコメントを残している。

 ボージャンは、29日のバルサBでの試合を終えた後、5月2日〜13日にかけてベルギーで行われるU17ヨーロッパ選手権のスペイン代表に招集されていることから、チームから離れることになる。しかし、この大会後にボージャンがトップチームに招集される可能性もある。楽しみなところだ。

(スペイン通信)