今シーズン途中にスペインのレバンテからパリ・サンジェルマン(PSG)へ移籍したペギー・リュインデュラ(27)がレキップ紙のインタビューで、フランス代表復帰への自信を語った。

 リュインデュラは「こう言うと、うぬぼれていると思われるかも知れないが、フランス代表に戻れると確信している」と話した。フランス代表の攻撃陣は、アンリ(アーセナル)をケガで欠き、サア(マンチェスター・ユナイテッド)が故障を繰り返している状況にあり、6月のユーロ2008予選(2日ウクライナ戦、6日グルジア戦)で“当確”といえるのはアネルカ(ボルトン)のみ。PSGが先日ナントに4-0と大勝した試合で全得点にからんだリュインデュラは、チームの復調の原動力となっており、代表FWの有力候補に浮上している。

 リュインデュラが最後にフランス代表のユニフォームを着たのは2004年10月13日のキプロス戦(W杯予選)にさかのぼる。当時リヨンに在籍していたリュインデュラは、2004年2月に代表戦に初出場して以来、4試合続けて選ばれた。2003-2004年のシーズンには16ゴールを叩きだし、現在チェルシーで世界のトッププレーヤーとなっているドログバ(当時マルセイユ)の18得点に迫る活躍をした。しかしそのドログバがチェルシーに移籍し、後釜としてマルセイユに入った翌シーズンからは期待外れの結果が続き、代表から2年半も遠ざかっている。

 なおインタビューによると、リュインデュラはごく最近、パリでドメネク監督に偶然すれ違ったという。長い試練のときを経て好調を取り戻したリュインデュラにとって、こんな小さな出来事もポジティブな徴候として感じられるのかも知れない。