千葉・熊谷俊人知事、渋滞多発で道路整備を「最優先課題」と強調 4月に「千葉県道路整備プログラム」改定
千葉県の熊谷俊人知事が、同県の道路について問題提起したX(旧Twitter)のポストについて言及した。
柏市、市川市、船橋市、千葉市などの一帯を赤く塗った地図に、「用がないなら決して車で近付いてはならない」と一般ユーザーがポストしたことが発端だ。地域住人は「区画整備がゴミすぎてあまりに渋滞が多い」「信じられないぐらい不便な道路しかない」「船橋市にいると船橋市から出るのに一時間かかる」といった声が相次ぎ、インプレッションが3500万件以上となっている。
千葉県北西部は、約320万人が住む人口密集地で、交通量が多いが、道路が狭く片側1車線の区間も多い。片側2車線以上の幹線道路が限られているだけでなく、高速道路の空白地帯にもなっている。京葉道路と常磐自動車道の間には高速道路がなく、一般道に交通が集中する構造でもある。
熊谷知事はポストを引用し「現在の県政が当該エリアを含め、県北西部の道路整備を強力に進める方針であることをお伝えしておきます」とコメント。「既に密集した市街地の中で道路整備を進めるのは容易ではありませんし、県だけで解決できるものではありませんが、このエリアの最優先課題の一つが道路整備であることは今の県政は十分に認識しています」と強調した。
また、成田空港闘争の影響で収用委員会が機能不全となり、用地取得が予定通りに進んでいなかったことを説明した。
千葉県道路整備プログラム改定
道路に関して、熊谷知事は2018年に策定された千葉県道路整備プログラムを4月に改定。国道や県道、県境を連絡する道路整備を推進していくとしている。計画期間は2030年度まで。
同プログラムの目的は、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)や成田空港へのアクセス道路の整備を中心に、効果を最大限発揮させ、地域活力の向上につなげていく。
圏央道などのアクセス道路を作ることで、全国や県内各地との交流、連携、県内外のスムーズな人・モノの流れが強化され、生産性の向上や交流の活性化が期待される。
都市部の渋滞対策や通学路の歩道整備を進めることで、同県のポテンシャルが最大限発揮され、県内経済の向上も期待されている。
渋滞緩和に向けた施策が作られ、併せて用地取得も進められている。少しでも早く、渋滞が減ればいいのだが。
文/並河悟志 内外タイムス編集部
