ビジャレアルのロベール・ピレスが、1992年から1998年まで在籍した古巣のメッスへ復帰することを検討している。メッスは昨シーズン、リーグ・アン最下位でリーグ・ドゥ(2部)に落ちたが、今季は現在まで首位を独走し、すでに来季の昇格を決めている。

 とはいえ、ピレスの復帰は来シーズン早々というわけではない。ピレスはラジオ局「ユーロップ1」に、「メッスを離れたとき、モリナリ氏(メッス会長)と、いつかまたサインを交わそう、と話していた。以来、扉を閉じたことはない。どんなチャンスでもあれば、それを検討する。メッスに戻ることはいますぐの話ではないが、考えてはいる。2007-2008年は不可能だ。2008年4月に(復帰について、会長と)また話すだろう」と語った。古巣で現役を終えるという選択肢に魅力を感じているようだ。

 ピレスは現在33歳。かつては引退の時期を32〜33歳と考えていたというが、いまは違う。「僕はまだ続けられる。まだ続ける意欲と喜びがある。まだあと3年続けられると思う」と話している。7ヶ月におよぶケガから戦線に戻ったばかりだが、2ゴールを決め、復調の手応えをつかんでいる様子が窺える。

 なお、メッスのモリナリ会長は、同じく「ユーロップ1」で、ピレスに7月末の練習に「友情参加」するよう呼びかけ、ビジャレアルを説得してほしいと頼んだことを明かした。