「重圧をネイマールに分散?」「ペドロ落選は二番目の驚き」アンチェロッティは“策士”――ブラジル人記者が深掘る「最も悪い状況」のセレソン
現在34歳のスーパースター、ネイマールが約2年半ぶりに復帰した一方、チェルシーでゴールを量産しているジョアン・ペドロは落選。また、マンチェスター・ユナイテッドからベティスに移籍して輝きを放つアントニー、大舞台での実績を誇るリシャルリソン、怪我を負ったロドリゴ、エステバン、エデル・ミリトンも選外となった。
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――ネイマールの復帰が大きな話題になっています。昨年の夏に発足したアンチェロッティ体制では初の招集ですね。
「驚きました。ほとんどの人はネイマールが選ばれないと思っていましたね。アンチェロッティはこれまでずっと彼を呼んでいなかったので、ワールドカップにも選ばれないだろうと。ブラジルの国民のほとんどが『もう無理だろう』と感じていたと思います。
たくさんの人が『ネイマールはもうワールドカップのような高いレベルでプレーできない』と考えていました。数年前から怪我ばかりでしたし。でも最近はサントスで怪我なく出場を続けてチームに貢献しています。とはいえ、サントスは今、降格争いをしていて、非常に苦しんでいます。ネイマールがあまり良くない試合もあったので、『彼のキャリアはもう終わりだ』と考えている人も多いと思います」
――ネイマールはワールドカップで活躍できると思いますか?
「最近は調子が良いですし、やっと本気でやっている印象です。それまではピッチ外で遊びを優先するような行動が見られましたから」
――控えなのか先発なのか。ポジションも含めて、どのように起用されると考えますか?
「ネイマールはたくさんの役割をこなせるので、多くの選択肢があります。センターフォワードもトップ下もできますし、それはトレーニング次第でアンチェロッティが決めるでしょう。おそらく監督自身もまだ迷っていると思います。ネイマールを招集したのは初めてなので、練習でたくさんのオプションを試したいと考えているはずです」
――プレミアリーグ4位の15ゴールを挙げている、ジョアン・ペドロが外れた件についてはどう思いますか?
「それも驚きました。でも一番の驚きはネイマールです。二番目がジョアン・ペドロの落選ですね」
――攻撃の要となる絶対的なセンターフォワードは不在ですね。
「センターフォワードはブラジル代表の一番の問題点かもしれません。アンチェロッティが就任してから、またその前からたくさんの選手を試してきましたが、誰も上手くいきませんでした」
――41歳のチアゴ・シウバも落選しました。前回のカタール・ワールドカップ以来、代表から離れているなか、驚きはありませんでしたか?
「年齢的なことを考えると、驚きの声はあまりありませんでした。
チアゴ・シウバはとても良い選手だと思います。ただ、ブラジルではほとんどの人が『彼の前の世代のセンターバックの方が優れていた』と考えています。チアゴ・シウバには『メンタルが弱い』という評価があります。ブラジル・ワールドカップで彼が泣いていた時、多くの人が『臆病でダメなキャプテンだ』と厳しく批判しました。
もちろん、彼のメンタルは強いはずです。この年齢までヨーロッパのトップレベルで活躍し続けるには、強いメンタリティが必要です。しかし、代表の重要な場面で、メンタルが弱そうに見えてしまったのです」
