21日にリーグ・アン6連覇が確定したリヨンだが、22日のオーセール戦(第33節)も2試合連続のスコアレスドローに終わり、優勝に花を添えることができなかった。過去4試合でわずか1ゴールと得点力不足に悩んでいる。

 GKのグレゴリー・クペとともに2001-2002年の初優勝からのメンバーである主将のジュニーニョ・ペルナンブカーノは試合後、レキップ紙のインタビューに、「記録(シーズン最多勝タイ、アウェー最多勝など)の更新にはさほど関心はない。来シーズンに向けて準備しなければならない」と答えている。「いまのメンバーがよくないと言っているわけではないが、もっといい選手を入れて、もっと強いチームにしなくてはならない」と語った。

 ジュニーニョは、来週にも本国ブラジルからの代理人を交えて、クラブと契約交渉を行なう。リヨンとの契約は2008年6月末までで、クラブは1年の延長を申し出ているが、ジュニーニョは2010年までの契約延長を希望している。これまで、2年間の延長が受け入れられない場合はスペインかイタリアへの「移籍もあり得る」と示唆してきたが、今回の発言を聞く限りでは、リヨンでのプレー続行を望んでいるようだ。