21日のリーグ・アン第33節で、2位のトゥールーズがレンヌに敗れ、リヨンの優勝が22日のオーセール戦を待たずに決まった。リヨンは2001-2002年のシーズンから6季連続の優勝。ヨーロッパの主要リーグでは初めてとなるリーグ6連覇の偉業を成し遂げた。

 リヨンは今シーズン、開幕から11連勝(1引き分け)の好スタートを切った。前半戦は、第12節でレンヌに敗れた以外は負けなしの16勝1敗2引き分けという圧倒的な強さで首位を独走した。しかし年明けからは、攻撃陣の相次ぐ故障もあって調子を落とし、3連敗(1引き分け)を喫した時期もあった。その後、フランス杯、チャンピオンズリーグで敗退し、リーグ杯決勝でもボルドーに敗れた。

 優勝がかかった18日のレンヌ戦(ホーム)も引き分けに終わり、歴史的な偉業を達成したにもかかわらず、尻すぼみなシーズンという印象が拭えない。メディアやサポーターの反応も快挙を素直に称える雰囲気に乏しく、ウリエ監督も当惑気味だ。

 リヨンとしては、22日のオーセール戦に勝って6連覇に花を添えたいところ。残り6試合に全勝すれば、27勝でシーズン最多勝の記録を更新する。昨シーズンに塗り替えた勝ち点84までは、あと14ポイントに迫っている。