中古住宅を購入してリノベーションする人が増えています。整理収納アドバイザーでルームスタイリストプロの資格を持つ新田由香さん(60代)もそのひとり。築50年の古くてコンパクトな家を、自分らしいお気に入りの空間へと工夫しながら整えているそう。今回、新田さんが実践されている住まいづくりの工夫について、話を伺いました。

工夫1:“昭和風”の窓に木枠をはめてレトロかわいく

築25年で購入した中古住宅は、現在築50年。シングルマザーとして住めれば十分! と選んだ家でしたが、昭和風の模様入り窓ガラスがどうしても好きになれず。

【実際の写真】昭和レトロな窓がDIYでおしゃれに変身!

こればかりはどうしようもないし、とあきらめていたのですが、窓のサイズに合わせて、木枠をDIYしてはめこんだら「昭和レトロ」でかわいい雰囲気に大変身!

同じ窓でも印象が変わり、今ではキッチンのアクセントに。お気に入りの空間になりました。

工夫2:使いづらい収納はなくして空間を広くする

2階には、押入れで仕切られた6畳の部屋が2つありましたが、押入れを取り壊し、14畳の広々リビングに変更。物置状態になっていた部屋の収納も見直し、必要なものだけを別のスペースに収めることで、すっきりした空間が生まれました。

また、キッチンにはつり戸棚があったのですが、扉のあけ閉めが困難で使いにくかったので撤去し、圧迫感をなくしました。

その代わりに窓の上に小さな棚をつけ、見せてもいい収納にしています。

工夫3:部屋の中で使う色数を抑える

家のなかに使う色は、基本的には3色までにすると、インテリアにまとまりが出て、すっきりとおしゃれに見えます。

わが家の場合は、木とアイアンをテーマにしたインテリアを取り入れているので、使う色は、「木の茶色」「アイアンの黒」「観葉植物のグリーン」を基本にしています。

薪ストーブは暖かさも抜群なのですが、黒が空間になじむ存在になっていて、気に入っています。

工夫4:古いシンクの扉と壁は壁紙で“イメチェン”

昭和ならではの古さを感じるキッチンの扉には、シールタイプの壁紙をはって、イメージチェンジ。扉や取っ手なども外してからはっていくと、きれいにはれます。

タイル壁も、じつはシールです。古くて汚かったので、それを隠すために、シールタイプのシートをはっています。

見た目はいかにも「タイル」のように見えるので、遊びに来た友人たちも「え、これシール? 本物のタイルかと思った!」とびっくりしてくれます。

築50年の家は、少しずつ工夫を重ねることで、お気に入りの住まいへと変化。今では出かけるよりもなによりも、家で過ごす時間がこの上ない幸せです。

※シールタイプの壁紙は痕が残ったりきれいにはがれないこともありますので、原状回復が必要な住宅で使用する場合は気をつけてください。