寒さが深まるこの時期に目立ってくるのが肌の悩み。その引き金は、ずばり「乾燥」です! 皮膚科医専門医の土屋佳奈先生と、ヘアメイクアップアーティスト広瀬あつこさんが、きちんと保湿しつつスペシャルなケアができるテクニックを教えてくれました。肌の状態を立て直すために、本格的な乾燥シーズンに向けてしっかり保湿ケアをしましょう。

秋冬に引き起こる大人の肌悩みは、乾燥が関係している可能性あり

夏のダメージが表面化してくるこのタイミング。肌や髪がイマイチな理由の裏には、乾燥がありました。

●夏のダメージを受けて、肌はバリア機能が低下

紫外線や乾燥から肌を守る「盾」となるのがバリア機能。

「立て直さないと、水分が逃げて乾燥する…というループに」(土屋先生)

●くすみ・ゴワつき

乾燥でターンオーバーが乱れると角質が過剰に増えて厚くなり、肌のくすみ&ゴワつきに。

●シミ

バリア機能の低下から肌は紫外線の影響を受けやすくなり、シミのもと・メラニンが増加。

●パサつき

髪表面のキューティクルが紫外線ダメージを受けると、内部の水分が失われパサつくように。

●かゆみ

バリア機能の低下により、肌がデリケートに。ほんの少しの刺激でかゆみが出ることも。

●小ジワ

乾燥の影響で小ジワが増加。とくに皮脂が少なく、皮膚が薄い目元は目立つゾーン。

次のページから、お悩み別にケアのコツとおすすめコスメをご紹介します!

顔や肌がどんよりくすんで見えるような…

肌に優しいピーリングや洗顔で余分な角質を取り除いて

くすみの原因はうるおい不足や古い角質。

「古い角質の蓄積で肌がどんより見えるなら、ピーリングも有効です」(土屋先生)

「酵素洗顔を使うと化粧水の浸透もよくなり、肌が明るく見えます」(広瀬さん)

●どんよりしている&乾燥が気になる人は乳酸ピーリングでケア

「乾燥しやすい人は乳酸ピーリングがおすすめ。肌に穏やかに作用し、保湿をしながら明るい肌に整えてくれます」(土屋先生)

乾燥で敏感に傾きやすい肌にも。

・エファクラ ピールケア セラム 30ml ¥5280(ラ ロッシュ ポゼ)

●部分的なざらつきによるくすみが気になる人は酵素洗顔でケア

「小鼻の脇など、へこみのあるゾーンを酵素洗顔で洗います。古い角質や汚れが落
ちて、肌のトーンが明るくなります」(広瀬さん)

ザラつきゾーンはココ。

うるおいを守りながら汚れを一掃。

・スイサイ ビューティクリア パウダーウォッシュN 32個入 ¥1980 ※価格は編集部調べ(カネボウ化粧品)

最近、シミが濃くなった気がします…

美白有効成分を配合したコスメを取り入れてみて

夏の間は日やけの影響で目立たなかったシミ。

「蓄積されたメラニンがシミとなって現れやすい時期。早めに以下のような美白成分を含むコスメを取り入れてみてください」(土屋先生)

注目の成分はこれ!

・ナイアシンアミド

・ハイドロキノン(2%未満)

・トラネキサム酸

【ポイント】美容医療でシミをケアするなら秋からのスタートがおすすめ

美容医療のレーザー治療も選択のひとつ。

「紫外線が多い季節は色素沈着を起こすこともあるので、始めるなら秋から。半年〜1年かけて計画を」(土屋先生)

なんだか乾燥小ジワが目立ってきました

シワ対策にはレチノール配合のコスメも有効です

ビタミンAの一種・レチノールはシワケアに有効。

「“攻め”の効果が高いものほど刺激が強いので、初めは週2回の使用にとどめ、少しずつ回数を増やしていきましょう」(土屋先生)

塗り方にもコツが。

「目元に塗るときは目尻を軽く引き上げてシワを伸ばし、薬指で優しくクリームなどを置くようにして」(広瀬さん)

高濃度のピュアレチノールで攻めのケアを。

・ダーマセプトRX VAセラム 30g ¥4950(ロート製薬)

※ この特集で紹介したアイテムは、取材時に各店舗で発売されていたアイテムです。本記事掲載時には、仕入れ状況によって同じアイテムがない場合や、すでに販売終了している可能性もありますので、ご了承ください